内容説明
極東の島国・日本。場末の「店」で「彼」は、店主の従兄弟が語る不思議な物語に耳を傾ける。それは、遙か遠いオスマン帝国の時代、皇帝の近衛兵となった「少年」が、詩に魅せられ、当代一の語り手へと登りつめるめくるめく物語だった──。時空を往還しながら、物語を形作る七つの神秘に迫る、七夜の旅。壮大な世界観と文学的な仕掛けに満ちた野心作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アマニョッキ
43
やっと読めた「無名亭の夜」。現代の東京と16世紀のオスマン帝国。時代も現実も越える物語の世界は、美しい文章にのせ流れていく。夢に酔うような読書、好きな世界だけれど少し難しかったかな。2019/11/12
丸猫うどん(旧カレーうどん)
17
装丁とタイトル借りだったが、なかなかの掘り出し物だった。オスマン帝国の時代、詩に魅せられた少年が、戦場を駆けながらも、当代一の物語の語り手になるお話。物語の向こう側には何があるのか…というところは、ソフィーの世界を彷彿させる。でも哲学的ではなく、詩的。現代の東京と時代や場所が行ったり来たりし、語り手が変わるので少々読みにくいが、ラストは図らずもホロリとさせられた。2016/06/30
Myrte
4
う~ん、登場人物が誰だかわかりづらく、読みにくかった。雰囲気はよかった。最後の短編の方が主題作よりもぐっとくる面白さだった。2016/11/02
ハル
2
すごい物語を読んだ… 一つの事象が永遠を孕む物語。現代の東京と16世紀のオスマン帝国が同一線上で語られる素晴らしさ! 長くはない話なのに、長大な歴史絵巻のようでもあり、幻想文学のようでもあり、冴えない男の私小説のようでもある。不思議な旋律の物語。 これは、語り部の語る物語だ。 全てを掌握した人が語る物語には、一つの宇宙が存在する。全てを内包してしまう宇宙が… だからまた、物語は始まりを迎える。 「物語の中でももっとも美しいものを語ろう。あなたがこれまで気付かずにいた物語を」 彼は僕の物語になる。2016/11/07
よう
1
何よりも日本語が綺麗!!! 西アジアの話は珍しい・・・。2016/03/18
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