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内容説明
学者の論文に第三者が書いた論文からのコピー&ペースト(コピペ)が散見され、ツイッターには他人の文章を丸写ししたパクリツイート(パクツイ)が溢れる時代。小説など文芸作品には「盗作」騒動がしばしば持ち上がるが、そもそも表現におけるオリジナリティーとは何か? 読者は「同じ」と「違う」をどこで感じ分けるのか? オマージュ、パロディー、パスティーシュといった表現形態から、寺山修司、北原白秋の詩、短歌・俳句、さらには辞書の語釈まで、表現におけるオリジナリティーの意味を、日本語学の第一人者が多様な視点から考察する異色の「言語&表現論」。【目次】序章/第一章 テキストを分析する/第二章 詩的言語の表現――俳句・和歌の添削/第三章 寺山修司「チエホフ祭」/第四章 北原白秋の短歌と詩と/第五章 辞書の語釈――辞書にも盗作はあるのか?/おわりに/あとがき
目次
序章
第一章 テキストを分析する
第二章 詩的言語の表現――俳句・和歌の添削
第三章 寺山修司「チエホフ祭」
第四章 北原白秋の短歌と詩と
第五章 辞書の語釈――辞書にも盗作はあるのか?
おわりに
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
33
期待していたんですけど、さすがにこの紙幅では論じきれなかったテーマだったという気がします。最初が総論、そして小説の具体例を取り上げて、くわしい検討になっていくわけですが、この辺が最も興味深いところ。短歌・俳句に移ってからは、盗作や類似というより、添削によって生じる細部のちがい論となります。ところで、歌人・俳人による添削が、シロウトの作品の良さを消しているような気がするのは私だけでしょうか? 先日見たテレビの、カンニング竹山氏の俳句の添削を想起しました。あれも私は元の形がいいと思えてならないのですが……。2015/07/30
緋莢
12
論文でのコピペ(コピー&ペースト)、ツイッターのパクツイ(パクリツイート)、文芸作品の盗作etc様々な騒動が起こるが、そもそも“オリジナリティー”とは何か?どこまでが「類似」で、どこからが「盗作」なのか?オマージュ、パロディー、パスティーシュなどの表現形態も絡めて、オリジナリティーの意味を考察する。2015/09/12
はづきち
7
盗作と言われている作品を言語学的に分析する、という趣旨の本。なるほどと思うところもあったけど、もう少し散文の分析が多かったらもっとよかったと思います。2015/09/14
オールド・ボリシェビク
6
著者は国語学者。「盗作」する心理や是非などには一切、踏み込まず、表現が似てしまうとはどういうことなのかを考察していく。ほとんどの言葉は、先行例があるわけだから、その言葉を使うことそのものが「盗作」なのではない。ならば、オリジナリティーを保証するものは何なのか。小説、詩歌の具体例から探っていく。2023/10/06
rubeluso
6
これまでに盗作が話題になった文学作品をいくつか紹介し、文体を比較検討しているが、ただ比較してみただけ、という感が否めない。あまりにも唐突に章が終わってしまいこちらとしては「それでどういうことなんです?」という感想しか抱けない。最終章の国語辞書の話はそれなりに興味深かったものの、かといってそれまでの話とつながるでもなく発展させるでもなく、著者のこれまでの研究からちょっと気になったことを薄ーく新書用に書いてみた、くらいの印象を受けた。2015/06/13
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