内容説明
子どもができたら籍を入れる――。
その言葉を信じて、ミイは元気な男の子を産んだ。自分の人生を変えてくれる子だと。敏雄と名付けられた男の子は、父がいなくても母の愛情たっぷりにすくすくと大きくなっていく……。戦時下の昭和を舞台に、身を寄せ合って懸命に生きた母と子の絆を描いた半自伝的小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椿
6
愛川欽也さんの自伝的小説。テレビに出てるのが当たり前の人だったので、どんな風に世に出てきたのかとか、全然考えたことなかったよ。売れる前までで話が終わってるのが残念。ご冥福をお祈りいたします。2015/11/08
ひとみ
3
愛川さんが高校生位になるまでの、半分位しか読んでいませんが・・・。学童疎開の食事がひどくて、お腹がすいて、とても辛くすぐ逃げ帰ったらしいですね。育ち盛りの子供がひもじい思いをするとどんなに辛いだろうと思います。食べる物がない・・・想像つきませんね。お母様が叱ったことのない、とてもやさしいお母様で素晴らしいと思いました。2015/09/08
鍵ちゃん
2
戦前から母親の恋愛から誕生、少年時代の疎開中から戦後の演劇やクラブでのドラマーの頃を通じての話だが、苦労して育ててくれた母親の苦労をもう少し書いてくれたらなと思った。というか、自分中心が多かったな。 2020/05/19