水精

著者名：花輪和一

ぶんか社（2015/10発売）

• ISBN：9784821183135

内容説明

世間でえらい一家と評されたいため、外では継子を大事にするが家では卑劣な継子いじめを繰り返す家族の元にそっと入り込んだ水の精。ささやかにけなげに暮らす人々の生活の中にひそむまどわし神。花輪和一がたましい込めて描く、美しき平安恐怖絵巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[王天上]

頭がくらくらするようなシュールで幻想的なイメージが連発される「まどわし神」の連作がすごい！お薦めです。

2015/01/05

[龍國竣/リュウゴク]

人間の業を、黒い画によってあらわす。実子と継子を描いた表題作に、台詞なしで展開する作品、一頁に一コマで描かれた作品と、どれも読み応えがある。「まどわし神」のシリーズは、八頁で、様々な妖かしや神、鬼を描いており面白い。いずれも上手くまとまっている印象。

2011/12/10

[草鹿]

どの話も面白い！手元に置いておきたくなる本。お腹を叩く蛙かわいい

2011/05/03

[food]

なんだかなぁ～

2011/05/04

[りっか]

救いのない話やグロ絵とギャグの組み合わせもいいんだけど、やっぱ救われる話に癒されます。

2006/12/19