内容説明
「家族だから、言えなかった」最後に明かされる真実に、あなたは涙する。修行中のパティシエ、里菜。七日後にフランス留学を控えた彼女の元を一人の少年が訪れる。遠い親戚だという彼が現れた夜、父が殺され、実家の洋菓子店が火事になった。警察は素行不良の里菜の兄に疑いを向けるが、そのとき第二の殺人が起きる。すべての始まりは十年前。大切だからこそ生まれる家族の秘密。
目次
プロローグ
第一章 君は失う
第二章 君は知る
第三章 君は迷う
第四章 君にエールを
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
286
初読み作家さん。勝手にゴツゴツしたハードボイルドを想像していただけに、ラノベ的な主人公と設定に残念な思い。人を殺す動機も...浅いでしょう。ラストは綺麗に収束しました。2017/10/20
ナイスネイチャ
197
瞬読でした。物語が進んでいくうちに沈黙のエールの意味が解ってきます。不器用だけど家族思いの人物たちの温かさが響いてきます。ただ横関さんは最近の作品の方が現実からかけ離れてて好みかな~。2016/07/02
りょうこ
81
頼りないを通り越し..一見無鉄砲な兄に中盤まではちょっとイライラさせられたが..そこがハマり所だったのですね!読後感はなんか良かったなぁ..とは思うのですが..ちょっと無理っぽい設定があったのが気になるといえば気になる。それ書くとネタバレになるので書けませんが(笑)でも読んで良かった1冊でした!横関大さん他の作品も追いかけます!2016/11/06
takaC
80
初めて読む話だと思い込んで読んでいたが、エピローグを過ぎて第一章に入ったあたりで既視感が湧き記録を解いてみたら案の定単行本で既読だった。「沈黙の」を付けずに英語題と同じで「エール」でいいじゃんと感想書いてたけど、この文庫の英題は”of silence”付きで”The yell of silence”だった。逆行してるじゃん。2015/10/26
さおり
79
「感涙」とか「号泣」とかって、書いちゃうからさ、泣けなかったよ残念。ただでさえ横関さん作品は、はじめに読んだ「ルパンの娘」がつぼりすぎて、なかなかその衝撃を超えられずにいるのに。おもしろいかどうかでいえば、おもしろかったのです。が。キャラクターがそれぞれはっきりとした特徴をもってわかりやすく描かれているため、早い段階で犯人がわかり、あとは「感涙」部分を楽しみに読み進めるだけ、みたいな状況になっちゃったことが敗因でしょうか。この作品を楽しみきれなかった私を負けとした場合。2017/01/14
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