講談社文庫<br> 河原町ルヴォワール

個数:1
紙書籍版価格
¥792
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
河原町ルヴォワール

  • 著者名:円居挽【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2015/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062932110

ファイル: /

内容説明

最強の女、死す。どんでん返しに次ぐ、どんでん返し。1行も見逃せない、法廷ドラマが始まる。賀茂川と高野川が合流する鴨川デルタ。瓶賀流が目撃したのは、濁流に呑み込まれる友人、龍樹落花の姿だった。下流で発見された落花の遺体。その死を信じることのできない妹の撫子。だが、落花殺しの罪で双龍会に連れ出されたのは、兄の大和だった。同門対決の掟を破った禁断の双龍会が始まる。

目次

第一章 落花流水
第二章 大和撫子
第三章 双宿双飛
終章 画竜点睛

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

346
終わり良ければすべて良しの言葉通り、とても綺麗なラストで、細かいところは全部良しになった。2作目や3作目の論語は、あまりにもテンプレな才人描写で、私は魅力を感じなかった。それがラストの独白調の章で、一気に翻ってグッと来た。ここで終わることで、シリーズ全作通しての纏まりもバッチリと思う。気になった点としては、双龍会自体の緊迫感があまりないことと、達也と流にも、もう少し頁を割いて欲しかったこと。ただ、実際は腹八分目のこれくらいが丁度いい気もする。とにかくそういったことは結局全部◎になって終わってくれて大満足。2018/03/12

hnzwd

51
シリーズ第四巻にして、最終巻。今作は衝撃のシーンから始まりますが、、どうどんでん返ししてくれるのか、という読み方になってしまう。。シリーズ通してどんでん返しに次ぐどんでん返し。最終巻も見事にやりきってくれました。証拠主義ではない裁判『双龍会』という構造が産む仮説に継ぐ仮説。一つの場面に対して、こんな見方もできる。いや、それはこうなんだ。という形で場面がひっくり返されるのは好みが分かれる所でしょうが、、、私は大好き。大団円で完結なので次シリーズに期待です。2015/10/03

ソラ

51
どんでん返しに次ぐどんでん返しで息をつく間も与えられないくらい一気に読まされた。最後に黒幕をみんなでボコボコにする展開も良し。中でももっともぐっと来たのが「そんなら…、落ちた花活けよか」って言葉。面白いシリーズだった。2015/09/28

coco夏ko10角

51
シリーズ最終巻。とっても面白かった!驚きのどんでん返しの連続。ここまで満足したミステリ小説は久しぶり。そして振り返ってみれば素敵なラブストーリーでもあった。最後、感動……。本当に素晴らしいシリーズでした。2015/09/23

left7

35
ルヴォワールシリーズ第四弾です。相変わらずのアンフェアの連続でしたが、このシリーズの売りは謎解きではなく、登場人物のキャラクターと特殊な舞台設定が織り成す世界観を楽しむものなので、むしろ心地よく感じました。今までの仕上げという感じで各登場人物がそれぞれの力を発揮していて、このシリーズを読んできた者として嬉しくなってしまいました。面白いシリーズを読ませて頂きました。2016/08/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9830487
  • ご注意事項

最近チェックした商品