ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 調教部屋

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ハヤカワ・ミステリ文庫
調教部屋

  • 著者名:ポール・フィンチ【著】/対馬妙【訳】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 早川書房(2015/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151813511

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内容説明

タイトスカートにハイヒール、体にぴったりした襟ぐりの深いブラウスを着た上級秘書――彼女はそれが男性を惹きつけ、同時に会社で高い地位に引きあげてもらえることも確信していた。が、それが破滅を招く――拉致され、監禁され、言葉につくせぬ行為を強要されるとは……イギリス全土で起きた若い女性の不可解な失踪。その数は38件にものぼっていた。国家犯罪局のヘックは果敢に捜査を行い、淫らで下劣な悪と対峙する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

54
読み終わって作品の印象として、前半はとても変な表現だが、ソフトハードボイルドだと思った。主人公の刑事ヘックにはハードボイルド特有のストイックさがない。訳者あとがきでユアン・マクレガーを充てているが、絶対ハンフリー・ボガートではありえない。近年多い北欧やドイツの警察小説とも違いとてもユニークなタイプの小説。後半は激しいアクションもあり、話はとても面白い小説だった。これから読む方は邦題に先入観を持たない方が良いだろう。シリーズ第1作らしくまだ未訳の作品が数冊あるようだ。邦訳されたらまた読んでみようと思う。2016/02/26

にいにい

47
英国の組織犯罪対応の警察小説。元軍の特殊部隊員との攻防は、スリリングで面白い。ヘッケンバーグ部長刑事シリーズ1作目で英国では、既に6作まで出ているみたい。他の人のレビューにある通り、題名と粗筋紹介の文面が内容と全く合っていない。そこが、勿体ない。英国の制服警官は、警棒以外の武器を所持しないという伝統があるけど、刑事は違うと思っていた。しかし、本書では、刑事も携帯せずに戦う。それと、各地の廃墟が凄い。英国の見方が変わった一冊。調教でも、部屋でも、Stalkersでもないけど、まあまあの作品。事件はまだ続く。2015/12/11

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

28
タイトルはちょっとあれだけど、イギリスで起きる連続女性行方不明事件を追う、ロンドンの刑事の話。途中から姉が行方不明になった若い元女性兵士が加わり、各所で優秀な兵士らしい働きで危機を乗り切る。ノンストップでラストまでアクションが続き、しかも微妙なラスト。こ、こいつは…?でもタイトルはちょっと。調教はあんまり関係ないんじゃないの?嘘だとおもったら読んでみて確認してみたら案外…2019/02/05

わたなべよしお

25
 何だよ、これ面白いじゃない。個人的にかなり好きだなぁ。「調教部屋」なんてタイトル付けるから、あっちの方の話が主なのだろうと思ってしまうよなぁ。勿論、一級かと言われると、やや陰影に欠けるところがあるので、個人的好みを付加して1.5級というところだが、割と硬派な警察小説だし、思わせぶりな終わり方もあって、続編に期待してしまう。2015/11/17

ハスゴン

23
確かに、タイトルが意味不明な感じがする。でも面白いと思います。判断は次回作を読んでからですね。2016/03/24

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