ハヤカワ・ミステリ文庫<br> マリワナ・ピープル

個数:1
紙書籍版価格
¥1,144
  • 電子書籍
  • Reader

ハヤカワ・ミステリ文庫
マリワナ・ピープル

  • ISBN:9784151814013

ファイル: /

内容説明

ぼくの武器は童顔とそばかす――テイトはカナダの国境近いカフェでバリスタをしている17歳。背が低めで目立たないが、14歳で大学に入った天才だ。闘病中の母と妹を養うために必死な日々だったが、ある日、常連客のランドルから破格の報酬で仕事を頼まれる。あやしみつつ行って見ると――ランドルはマリワナの製造・流通業者だった!テイトの才知と童顔に目をつけたランドルは、勢力拡大の陰謀に彼を巻き込んでいって……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ざるこ

52
カフェでバリスタとして働く17才テイトがマリワナ密売の騒動に巻き込まれる。アメリカとの国境付近の架空の街。そこら中でみんなやってて驚く。現実そんなに蔓延してるの?医療用もあって合法化寸前と儲けを企むランドルに言葉巧みに丸め込まれていく。家族や友人女性との微妙な関係、父親不在の影響かランドルに惹かれる辺りに幼さを感じる。淡々と仕事をこなすけど中盤以降はマフィアも登場して緊迫感が増していく。ランドルの運命が…。ラストのテイトの独白で警察ちゃんと仕事してた!って驚きの仕掛け。でも17才でこんな経験は先行き不安。2021/01/30

prosecco

3
リアルでバーチャルなマリファナの現実。アメリカ国境付近のバーチャルなカナダ片田舎に暮らす家庭に問題を抱えるしかし優秀な少年、彼が地元のカフェでバリスタしつつ、マリファナ栽培助手の掛け持ちバイトをこなして意図せず徐々に危うい階段を登って登って、ついにはギャングと対峙し。。。という半ば想像通りのストーリィではあるが、脳裏をかすめる甘い香りの危うい記憶、日本この自由自律を享受する日はくるのだろうか、と。2017/06/14

K

2
舞台はカナダとアメリカの国境付近の架空の町。14歳で大学を卒業した秀才の少年テイトはコーヒーバリスタとして働いている。そこで彼は常連客からマリワナ栽培の協力を持ちかけられ・・・。ジャンルは犯罪物だけれど穏やかに話が進んで行く。そして、次第に退っ引きならない事態へ。お話全体としては盛り上がりに欠ける感が否めないが家族思いのテイトにも感情移入できたし、物語の風景も頭に浮かび個人的に好きなお話でした。2016/12/07

GO-FEET

2
★★★2016/01/20

ユーキ

1
マリファナなんて、馴染みがないのでリアリティを感じることができなかった。マリファナを育てる描写を読んで、最近流行っている、コンテナ栽培が適しているのではないかと感じた。2015/12/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9853859
  • ご注意事項

最近チェックした商品