内容説明
夏の風物詩でもある全国高校野球は初の大会から今年で100年が経とうとしています。その大会歌として歌われている『栄冠は君に輝く』は、多くの人が口ずさめるほど耳馴染んでいますが、採用から20年を経て「本当の作詞者」が明らかになったこと、そしてその作詞者の加賀大介については、あまり知られていません。そこには秘められたエピソードがあったのです。「甲子園100年」におくるノンフィクション。彼の人生を探る事で見えてくる甲子園球史も味わい深い佳作です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2021/10/11
Humbaba
2
本来は自分のものではない栄冠を手にする。周囲からの賛辞にそれは違うと言いたくなるが、本当のこと話すことができない。周囲を騙しているという気持ちの辛さは、賛辞の声が大きくなればなるほど強くなる。長年心に秘めていたからこそ、本当のことを話せるようになるととても心がすっきりとする。2015/10/13
K2
1
雲はわき 光あふれて 天たかく 純白のたま きょうぞ飛ぶ 若人よ いざ まなじりは 歓呼にこたえ いさぎよし ほほえむ希望 ああ 栄冠は 君に輝く 65年以上高校野球で、歌い継がれ続けている『栄冠は君に輝く』 良い詩ですね。2015/08/02