内容説明
天才・石ノ森章太郎が遺した傑作SFコミック『サイボーグ009』と巨匠・永井豪の代表作『デビルマン』。日本漫画界が生みだした2大ヒーローの競演が実現!!『サイボーグ009』の島村ジョーと『デビルマン』の不動明が、それぞれの敵《ブラック・ゴースト》《デーモン》と戦い続けるなかで出会ったら――。アニメ『サイボーグ009vsデビルマン』につながる前日譚として描かれる公式ノベライズ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムコ
31
映画を観に行けなかったので(笑)、小説の方を手に取ってみました。かなり色物な印象でしたが、文章自体は無理に盛り上げたりせず、しっかりした読みやすいものでした。ブラックゴーストがまだピチピチに元気な頃のお話で、こんな風に淡々と書かれるとよけいに悲惨さが迫ります。009達は本当に無謀な抵抗をしていたんだなぁ…。デビルマンサイドは原作未読なのでどんな風にアレンジしているのかわかりませんでしたが、不動クンも了クンもいい子でした。全体的なトーンが暗いので、続きやDVDに手を出すかは未定です。2015/12/03
タカシール
15
子供のころサイボーグ009もデビルマンも大好きだった。本書は今回アニメの前日譚。昔(=相当昔)、マンガで読んだシーンとつながっている。懐かしさとともに、世界観の暗さがありそれなりに読み応えがあった。「本」であるけれども「マンガ」として読めた感覚がよかった。アニメも見たいなぁ2015/10/02
のりすけ
12
風呂読み用。デビルマンの活躍がほとんどないのが悲しいのねん。こうしてアニメにつながっていくのね、ってのは良かったけど、ジョーと明にもっと絡んでほしかったのねん。ピュンマがかっこよく感じられた。2020/01/27
トールパパ
8
残念ながら、近年読んだノベライズでも稀に見る駄作。随所に散りばめられたエピソードの殆どが回収されず、009達とデビルマン達も殆ど交錯しない。 物語も人物像が薄っぺらで感情移入が出来ず、ラストも余韻と言うより中途半端。これじやあ、アニメの前宣伝にもならない…2015/10/07
よみ
6
前日譚なので、009とデビルマンは絡みません。 映像媒体がそのままノベライズされるよりも個人的には嬉しかったです。 アダムス父子萌えるわ…エドワードくんが可愛いのなんのって…!2017/04/02