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内容説明
世界No.1を競う東京とライバル都市の主要プロジェクトを紹介。
五輪後に飛躍するTOKYOの未来予想図。
2020年の東京五輪は、現状4位の東京の都市総合力ランキングを3位まで浮上させると予測している。更に、今後打ち出す政策が有効であれば、スコア上では2位のニューヨークにも肉薄すると考えている。その時、都心と都市圏は世界トップレベルに達している可能性が高い。また、2020年の東京五輪の開催は、招致決定から開催年までの7年間で、約20兆円の経済効果を及ぼすものと期待している。五輪開催は間違いなく、東京が国際競争力を上げる原動力になる。
現在、東京都心の大手町・丸の内・有楽町、日本橋・八重洲・京橋、虎ノ門・六本木、渋谷、品川などの各エリアで、大規模な再開発プロジェクトが進行している。東京五輪を梃子に、それらの再開発プロジェクトを加速させると共に、羽田空港の更なる国際化、2027年のリニア新幹線の開通と首尾よく進めば、東京は国際的な都市間競争の中においても十分に戦っていける都市に生まれ変わるものと確信している。
経済、政治、社会、国際関係、それぞれに明確な先の見えない日本の状況の中で、世界で繰り広げられている熾烈な都市間競争において、東京が最善の道を選び、そして、20年後も、30年後も世界を主導する立場を維持・確立していられることを切に望むものである。(本書「あとがき」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyhhyy
2
直近の東京の都市計画の紹介本2018/04/07
とみやん📖
1
仕事の関係で読んだ本。東京が世界の主要都市と競争し、勝ち続けるには、長期戦略を官民連携のもとで策定し、都市の特長を生かせるかどうかだと感じた。高齢化と成熟化の先端都市として、活力をうみつづける知恵が必要なフェーズだと思う。2016/01/21
喝采と激情の新卒(手取り1X万)
0
東京の五輪を中心とした都市計画とこれからの発展性についてがメイン。 やはり世界有数の大都市なんだなと実感させられた。 個人的には2027年の東京名古屋間を結ぶリニアでどう日本が変わるか楽しみでならない。 東京以外のライバル都市の都市計画も取り上げてあり、読み応えがあった。2016/09/01
Hiroo Shimoda
0
東京の強み弱みを分析し、今後の開発を世界の都市と比較する。結論は丸の内や日本橋の再開発を進め、羽田国際化やリニア新幹線も進めば世界のトップ都市となれるというポジティブなもの。NYやLondonの都市計画はなかなかためになりました。2日ぐらいで読めるし、いい本です。2015/12/11
Splash
0
「五輪後は、一旦、投資が減少して成長率が下がる。東京が沈まないために、五輪後も見据えてどうするかが重要」との視点は新鮮だった。ちなみに本書では、羽田の国際化が進み、リニアも2027年に開業するので、沈むことはないだろうとしている。2015/11/19