内容説明
42歳の働き盛りにあったビジネスマン。多忙な仕事の傍ら、市民ランナーとしてマラソンに勤しんでいた彼を突然襲った睾丸ガン告知、全身転移、そして抗ガン剤の副作用による間質性肺炎の併発。生存率20%以下と言われた死の淵で、彼を奮い立たせたのは、100キロメートルウルトラマラソンに復帰するという、途方もない夢だった。子どもたちの将来、妻の明るく健気な支え、復職への不安……。涙と感動、奇跡のガン生還記。
目次
プロローグ
第一章 宝物のような日々
第二章 悪い夢
第三章 ガンとの闘い
第四章 家族、仕事
第五章 生存率20%以下
第六章 再挑戦
第七章 再び100kmマラソンへ
エピローグ
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LIBRA
13
仕事、マラソンと充実した毎日に突然癌が・・他人事とは思えない本でした。頑張ってがんと闘って気合い十分でも次々にまた試練が・・抗がん剤の副作用などが、怖い事が分かりました。自分だったら筆者の様に不屈の精神で乗り越えれるのかな?と不安になりました。でも治られて本当に良かった!!一日一日を大切にしたいと思える様になる本でした。2016/10/04
Shiho Kanie
2
ラン友さんに薦められ、モチベーションアップのため図書館で借りてみた。モチベ以前に人間のレベルが違いました。 「試練は乗り越えられる人間に与えられる」は病気の人を励ます時に使われる言葉のようだが、この本を読むと事実なんだなとつくづく思う。 復帰して必死で走る筆者の姿は落涙必至。2016/04/10
Koichi Yamashita
1
話しの中に知り合いのラン仲間も登場してて、生きている事にあらため感謝の本だった。2017/11/20
魚住すくも@大阪
1
新聞で大久保さんのやっている5yearsの記事を見て、参加させていただいている。それで手にとって見た本。わたしも頑張りたい。2016/01/01
Hiroyuki Suzuki
1
最終ステージの癌を乗り越えた友人が、渾身の力作本を出してくれました。 仕事上の出来事、家族とのふれあい、趣味といった日常がいかに輝かしいものか。 毎日のちょっとした勇気や挑戦の大切さ。 読ませていただき、今の幸せな日常に感謝し、一瞬一瞬を大事にせねば、とあらためて思いました。2015/08/28