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内容説明
高校時代、アマチュア無線が唯一の楽しみだった冴えないサラリーマンの大河内寿三郎(おおこうちじゅさぶろう)は、顔も名前も知らないかつての交信仲間の女性を忘れられずにいる。そんなある日、社内の間違い電話から、彼女によく似た声を聞き…。ちょっとワケありな男女の恋を描いた恋愛傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
91
それぞれコンプレックスを抱えた男や女を主人公に、幸せというものを追及した3つの短編集。どれもほんのりファンタジー要素が入りつつ、根底にはすごく生真面目でシリアスなものが流れており、そこが西さんの作品のカラーだよなぁとつくづく思った。何度か読み返すうちにどんどん味わい深くなっていく。そういう話が今まで読んだ作品にも多かった。3作の中では表題作が一番ヤキモキできて、その後の話も読んでみたくなった。2013/08/06
ダリヤ
63
3作ともよかったけれど、波のむこうにと電波の男よがけっこう好き。「ブスは期待しちゃいけないのよ」そんなふうにおもわなきゃやってらんなくて、もっともっとふかいところにしずんでしまうきもち、わかる。電波くんもイケメンなのにキモがれてしまうのもなんともおかしい。西さんの作品は切り口がおもしろくって良い。2014/09/02
まろんぱぱ♪
33
西先生らしくない(笑)王道な恋愛三篇。なんか、男の子の夢でもあるなぁ。タイトルの電波の男よが好きかな。浜子さんが、頑張ってていい(笑)2017/06/18
フキノトウ
24
「波のむこうに」と「電波の男よ」が面白かった。たまにプッと吹きだす感じが好きです。あとがきにかえてがとっても面白かった。西さんは、魅力的な人なんだなと思った。2014/04/22
ぴぽりこ
22
短編集あまり好きじゃないけど面白かったです。1,2話目は話の枠組みだけを見ると王道の様にも感じるけど、西先生の描き方で独特な作品になっていました。ノスタルジックにもファンタジックにも感じられる一冊でした。読んでみて良かったなぁ。2016/05/18
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