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内容説明
この数年、海外では、とてつもない大波がうねり始めている。大国間の対立・競争は避けられないのか。日本はいかにして大波から生き延びるのか。そして日本の真の「敵」は何なのか。
安倍首相の信頼が厚い元外務官僚が、ロシア、イスラム国、アメリカ、中国、中央アジアなど日本を取り巻く巨大なうねりの正体を解明しながら、日本の生き残り策を模索する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
42
10年程度前に出版された新書ですが、当時読んでいればかなり強烈なインパクトがあったのではと思います。ユダヤ人に対する考え方は現在の日本人と異なる視点で書かれていますし、あまりなじみのない中央アジアについても言及されています。朝鮮半島につては朝鮮戦争の再開的なことは無いと書かれています。私も激しく同意ですが、最も不安要素は北朝鮮ではなく韓国ですね。北朝鮮側が韓国を敵としてみなすことで存続出来ていることをしっかりと認識していますが、片や韓国はその国体が揺らいでいるのでしっかりして欲しいと思いますね。2025/12/10
matsu04
23
冷戦の終焉後、世界は安定するどころか逆に不安定化している。これを読み解くキーワードは〝民族主義の復活〟だと著者は説く。東アジアでは中国の台頭著しいが、不健全なナショナリズムを背景に力による現状変更を企むこの国に対し日本は、米国等普遍的価値を共有する諸国と連携することで生き残りを図るべきだと強調する。2015/10/17
さきん
16
著者は中東アジアの専門家であり、題名とは全然違い随分現実的で建設的な外交、戦略を説いた内容。2015/10/10
謙信公
15
「新民族主義」と「ネットアセスメント(総合戦略評価)」をキーワードにロシア、IS、中東、中国、米国、朝鮮半島、中央アジアの現状と予測。5年前の著書だが、改めて著者の洞察力には感服する。やはり最終的にたどり着くのは、最大の敵は日本自身であること。日本の「伝統」を時には「変化」させながら、普遍的価値に基づき、過去の事実を受け止めた上で「保守の進化」を示すことが、近隣国・関係国との和解に繋がる。これに対する最大の障害が「進化」に抵抗するガラパゴス型「保守主義」だ。今後の保守陣営内の新たな「進化」が望まれる。2020/02/14
ほよじー
13
★★★国家間の戦略的対立の中長期的趨勢を、軍事以外の人口、統計、経済学なども踏まえて総合評価し、それを政策に反映するシステムをネットアセスメント(総合戦略評価)という。米国防総省のアンドリュー・マーシャルは米国の脅威となり得る国との戦略的対立・競争の長期的趨勢について正確な分析を歴代の国防長官に提供してきた。日本にも東アジアで台頭する中国の本質を正確に分析・評価するためにネットアセスメント的な手法が必要である。2016/02/20




