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内容説明
太宰治、芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外、カフカ、トルストイ……
あの名作を今更「読んでない」とは言えないあなたも大丈夫。
今からでも余裕で間に合う、史上もっとも肩の凝らない文学入門!
……名作の主人公の9割はろくでなしだった!!
【収録作品】
太宰治「人間失格」
中島敦「山月記」
梶井基次郎「檸檬」
森鴎外「舞姫」
坂口安吾「桜の森の満開の下」
フランツ・カフカ「変身」
宮沢賢治「注文の多い料理店」
永井荷風「ぼく東綺譚」
泉鏡花「高野聖」
夏目漱石「三四郎」
アンデルセン「雪の女王」
芥川龍之介「羅生門」
田山花袋「蒲団」
幸田露伴「五重塔」
新美南吉「ごん狐」
樋口一葉「たけくらべ」
魯迅「阿Q正伝」
伊藤左千夫「野菊の墓」
トルストイ「イワンのばか」
エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」
菊池寛「恩讐の彼方に」
二葉亭四迷「浮雲」
グリム兄弟「ラプンツェル」
夢野久作「ドグラ・マグラ」
堀辰雄「風立ちぬ」(単行本描き下ろし)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
184
内容はタイトルのとおりで、付け加えて説明するなら、絵柄のタッチを水木しげる御大のものに似せているくらい。なので、エロチックな部分もまったく色気がないが、それがかえって淡々としていいのかも。当然ながらガッツリ内容は端折られているわけだが、だいたいどんな内容なのかがわかってなかなかおもしろい。というよりも、こういう形にするといわゆる文学作品がフワッと終わることがわかる。読んだことのある作品だと違和感があるけれど、読んだことのない作品だと楽しい。2019/06/03
馨
159
太宰治の人間失格を筆頭に有名な作品を超短縮して10ページほどでおさめた漫画。ちゃんと最初から最後までを描けているしわかりやすいけれど短いだけに深みはないですw名著は文字で読むことにこそ意味があると、ある意味気づかされた気もします。でも、絵も上手いです。私が読んだときのイメージと水木さんの絵がほぼ似通っていた時はちょっと嬉しかったです^^2015/11/15
昼寝ねこ
118
近代文学作品を10ページ位の漫画に収めるという難しい制約があるのにうまく纏まっていた。少なくとも色々な近代文学のストーリーを結末まで知り、全部とはいかないまでも何作かは「面白そうだから原典も読んでみようかな」という気になったので、それだけで本書を読んだ目的は充分に果たせたと思う。水木しげる風の味わいのある漫画も近代文学のイメージに合っている。シリーズ化されていてこれが第1作。自分が驚くほど近代文学作品を読んでいないことがわかった。既刊が4冊あるらしいので他の作品も読んでみたい。←それより原典を読め😡2025/07/13
bunmei
117
テレビで、又吉直樹が文学作品について語る時に紹介されていたシリーズ本。「有名すぎる・・・定番すぎる・・・必修すぎる」文学を10ページほどの漫画で紹介されています。これを読んだからといって、その文学作品を読んだことにはならないと思いますが、名前は聞いたことがあるけどその内容はよく知らないという作品が多いもの。私も読書は好きですが、純文学というと、なかなか手に取ること少なく、改めて読んでみると、こうした作品も内容的には、今の小説と変わることはなく、ファンタジー、恋愛、ホラー、サスペンス等がテーマなんですね。 2018/12/11
吉田あや
92
だいたい10ページくらいの漫画で読む文学シリーズ。元も子もない超訳加減に戸惑うお話もあるけれど、ドリヤスさんの絵柄と超訳のシュールさを楽しみながら、引っかかるキーワードのある本を見つけたり、再読しようとわくわくさせてくれるきっかけ本にぴったり。文学作品の多くにあるように、あらすじや物語の筋よりも、通して読むことで絵画を鑑賞するような感慨を引き起こすのが醍醐味というものが多いので、あらすじだけでは参考にはならないこともあるけれど、作者紹介などもあり気軽に文学に触れることができる。(⇒)2020/08/27
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