内容説明
東日本大震災を機に、僧侶への説法の期待が高まったが、それに
応えられる「法話力」の持ち主は少ない。本書はそうした法話に
役立つ素材を満載した「僧侶のための説法の書」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
in medio tutissimus ibis.
4
学術研究成果からアニメまで、需要はあるけどなかなか説法に踏み切れないお坊さんのためのネタ集。スピリチュアルな話も臆せずやっていいし、お坊さんも聴衆も日本人なんだから日本人らしい霊魂観や生死観に訴えるべきだし、現代社会の不安の根幹は仏教お得意の我執なんだから、とにかく仏教は説話をしようという勢い。個人的には宮崎アニメや『ヱヴァンゲリヲン』もいいけれど、時期的には『魔法少女まどか☆マギカ』も触れてもよかったのではと愚考。深夜アニメだし震災直後に洪水シーンで延期したけど、生死と我執については深く切り込んでいた。2019/09/20
yukioninaite
1
東日本大震災の時、説法できない坊さんが結構いた、という話から始まるこの本。死ぬということから千と千尋、そしてエヴァンゲリオンまで、読んでて飽きませんでした。ただ「救い」を求めてもこの本には書いてありません。2015/01/13