内容説明
がん患者の在宅ケアを支援するグループ「パリアン」の理事長であり、医師でもある川越厚先生が、安らかな最期を迎えるための大切なことを伝えます。 高齢化が急速に進行し、ひとり暮らし世帯が最も多い家族形態となっている現在、自分の家で人生の最後を迎えるしかない、という人が増えています。“お迎え”を認め、人生を安らかに“退く”ために、川越先生の看取ってきたひとり死と、さまざまな生きざまを紹介します。 主婦と生活社 刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マリリン
40
現実は本書に書かれているようにいかないかもしれない。だけど実感を持ちにくいこの問題について、自分の想いをまとめておくべきだと思った。かって同業だった方や最近読んだ本の著者、同級生...平均寿命と言われる年齢まで遠くても訪れる死。癌で死ぬのが一番理想という話を聞いた事があるが、「計画」立案を考慮するとそうかもしれない。自死以外は死に方は選べない。その時期も。近年病院や施設で...という方向でななくなってきているのはありがたいが、その理由を考えると複雑。人との関わりやめぐり会いも。2021/07/13
AICHAN
30
図書館本。私は61歳でひとり暮らし。大腸ガンになりかかっているか、もうなっている。しかし延命治療は受けない。別に住む息子や娘に迷惑をかけることなく、このままひとり暮らしで逝きたい。で、これを借りた。著者はホスピスの院長。ガン終末期にはホスピスに入院しなければならないのかなと漠然と思っていたが、入院しなくても在宅でターミナルケアを受けられると知って安心した。さあ、あと何年生きられるか知らないが、死ぬまで精一杯読書するぞ。フライフィッシングもね。でもギックリ腰がまだ痛い(涙)。2018/10/23
okatake
2
在宅ホスピスのリーダー川越さんの著作。その中でも特に一人暮らしの方々にまつわるものを集めたものです。誰一人同じ人生を歩むことがないのと同じく、死に至るまでの歩みも異なります。それが、家族と過ごしていたものであったも独居でも同じです。今、家族と一緒でも死ぬときはひとりかもしれません。その中で、この著作を読むと医師や看護士のチームだけではなく、隣人までも巻き込んで一人の死を支えて行くことのできる失われたと思っていたコミュニティの力を引きだしている姿が見られ、私は安心しました。2015/12/05
Snowy
1
ガン末期患者の在宅死ケアについて。参考になったが、母とは関係ないので、私だけが読む。2022/06/25
Hisashi Tokunaga
1
末期がん患者の在宅看護は一般の医療看護介護とは異なる面(例えば短期間での対応)があるのだが、今日高齢者の地域(地域力)よる在宅方式が益々顕著になることを見据えると、川越さんの先駆的経験は非常に貴重である。とりわけ増大する認知症の高齢者への適用面が多いのではないか。家族、親族あるいは地域の意味を看護療養の領域で展開するうえで学ぶべき面は多い。患者本人の意思と患者を取り囲むそれぞれの人々の課題へと昇華させなければならないだろう。2016/02/22




