内容説明
国際的巨大ヘッジファンドの元幹部・仁科の息子が誘拐(キッドナップ)された。犯人の要求は「一億円を持ってブリュッセルへ飛べ」。到着した仁科に今度はマラケシュへ行けと指示が。北アフリカの市場(スーク)で、仁科の姿は忽然と消えた! 犯人の真の目的は? マネーゲームの次の標的(ターゲット)とは? 誘拐につぐ誘拐。巨大組織の暗闘を背景に描く国際的スケールのノンストップサスペンス!(『誘拐から誘拐まで』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たこやき
6
子供の誘拐事件から、身代金を持った父親が失踪。単純な営利誘拐だったものが、その経歴からどんどん憶測を呼んでしまう。そして、そこに便乗する謎の団体。思わぬ形で展開する物語に先が読めず、どんどん読み進められた。ただ、最後は暗躍する団体の思惑通りだったり、被害者の親が救われていなかったり……で、ちょっともやもや……。この部分について、もうちょっと綺麗な決着をして欲しかった。でも、全体を通せば面白かった。2011/02/09
zazo嶋
1
マネーゲーム、コンゲーム全開的なものを勝手に期待してしまったので、やや肩透かし...だったかも。まぁ、勝手に期待しただけなんですが...。 以前に読んだ作品でも電車を使った誘拐絡みのトリックがありましたが、今作でもその妙に臨場感ある手法は健在。この辺りはグイグイ読ませてくれますねー。この方向で広げた方が個人的には好みの作品になりそうです。 勝手にポスト「人拐いの岡嶋」に位置付けております(笑)。2009/09/24
朱音
1
誘拐事件なのだが、経済小説と推理小説をMIXさせたような雰囲気を持つ。世界経済のことなんてよくわからないけれど、充分楽しめるのでお勧め。2003/09/03
よーさん
0
★★★★2013/09/27
キット
0
84点2016/02/03