内容説明
不安に満ちた未来の行く末を予測したり、進むべき道を決めるために、易経は多くの経営者や政治家に影響を与えてきた。本書は、カリスマ経営コンサルタントによるやさしい「易経」。平易な解釈と仕事や人生に生かす方法を解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫羊
24
人生を歩んでいくうえで助けとなる地図を探していた著者は、易経と出会ってすぐに「財宝の隠し場所が書かれた地図」だと感じたそうです。タイトルに「ビジネスパーソンのための…」とありますが、誰が読んでも得るところが多い優れた入門書だと思います。2017/12/12
ビイーン
22
易の全体像をイメージするのに丁度いい。フィリップ.K.ディック「高い城の男」を読んでから、何となく易について興味を持っていた。本書はユングと易の関係について触れたり、幕末志士のエピソードもありで結構面白い本だと思う。これを足掛かりに易経を占いではなく哲学書として追い掛けてみたい。2018/01/08
デビっちん
19
再読。「学びはすべて質問からはじまります」何を問うかで決まってくるのは、占いも同じだと思いました。占う問いの内容をズラしつつ易を読んでいきます。2020/07/28
デビっちん
19
再読。本書では10円玉5枚、100円玉1枚で占う簡便法が紹介されていましたが、応用して色違いの10円玉6枚を使って占っています。コインの種類が違うと触った感じでわかってしまうからです。1枚だけ色が違う10円の部分を変える変卦に加え、今回知った「互卦」、「錯卦」、「総卦」も部分的に取り入れてみようと思いました。読んでもよくわからないときの解釈に役立ちそうです。2020/03/03
デビっちん
19
易は占いというよりは、現象を理解するために使うべきとのこと。なぜなら現実の問題を解決するためには、今起きていることの理解が必要なので。とすれば、占いの必要性がないのかというと、そうではない。易を退屈せずに学ぶためには、今ある問題を解決すべく占いを利用するのが良いとのこと。他にも、卦の解釈の仕方が具体的で、どう読み取っていけばいいのか少しわかった気がしました。2020/01/02