中公文庫<br> 猿の悲しみ

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中公文庫
猿の悲しみ

  • 著者名:樋口有介【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 中央公論新社(2015/09発売)
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  • ISBN:9784122061415

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内容説明

弁護士事務所で働く風町サエは、殺人罪で服役経験を持つシングルマザー。十六歳で不登校の息子がいる。表向きは事務員だが、実際には様々な手口で依頼主の要望に応える調査員。プロ野球選手とモデルの離婚慰謝料を巡り動くサエだったが、同時にある殺害事件についての調査も言い渡される。歪んだ愛の発端は三十四年前に遡り――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タックン

77
再読。女探偵のハードボイルド物だから当然面白いと思ってたけどやっぱり面白くて一気読み。美人でシングルマザーの主人公サエのキャラ・生きざまが魅力的でかっこよくまた捜査力がハンパない。学がないのに頭のよさには驚いてしまう!!息子との関係も微笑ましくて共感してしまう。それでいて経済問題の社会勉強も少しはできちゃう。事件の真相はちょっと意外だったけど予想範囲内かな?凛花も魅力的キャラだな。でもちょっと上流階級を優遇し過ぎかな。男はトカゲの尻尾切りってやっぱ美人さんは怖いや。最後のクダリはわからないな。2016/12/09

はつばあば

54
弁護士事務所のバックを活かして裏の仕事にも活躍する女性探偵サエ。ハードな過去を甘んじて宿命と淡々と生きるサエ。強くて、美人で、アナログで、シングルマザー。一番羨ましがらせたのが、息子を愛する親馬鹿っぷりだ。息子のいない私にはヨダレがでそうな存在の聖夜。犯罪者の息子として育つ聖夜の行く末を案じるサエの気持ちもわかるが・・なぜ1億の金なんだろう。まぁそれはそれとして、女性が活躍するハードアクション好きの私には、アスカと比較するのが間違いだがまずまずの作品。次巻の笑う少年が文庫になっていれば嬉しいのだけど・・。2015/09/20

32
なぜか草平さんシリーズだと思い込んでて、読み始めて???しばし読み進めて裏表紙を確認…、ワンシーンのみ草平さん登場でしたね、コラボしても面白そう。最後のトコが読み取れず、ちとモヤモヤ、読解力が不足してる(>_<)2016/03/01

Kazuko Ohta

30
異色の主人公。殺人の前科あり、16歳のときに産んだ息子を持つ元ヤンキーの女性。世話になった弁護士の事務所に表向きは事務員として勤めているけれど、解錠その他、元不良らしいさまざまな特技を駆使した裏稼業専門。著者の作品ではおなじみの、挑発的な物言い、いわゆる「ワイズクラック」な話し方が今回はなりをひそめているものの、会話のテンポのよさは相変わらず。複数の仕事が最後に絡み合うのかと思ったらそうではないのがちょっぴり残念ですが、クールなシングルマザーのハードボイルドといった風情で飽きさせません。シリーズ化、歓迎。2017/11/03

ううち

20
シングルマザーの調査員、主人公のサエがタフでカッコいい。いつも通り会話や1人ツッコミが面白くて好き。 別シリーズの人がチラリと出てくるのも嬉しい。続編もあるようなので楽しみ。2017/10/11

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