笑う少年

著者名：樋口有介【著】

中央公論新社（2015/09発売）

• ISBN：9784120047459

内容説明

シングルマザーの風町サエは、弁護士事務所の調査員。安売りピザで大儲けし、今や芸能界を牛耳る小田崎貢司からの依頼で、自殺したアルバイト店員の両親が求める賠償金を減額するための調査を始める。一方、別の依頼主から小田崎の弱点を探るよう依頼され――。謎に満ちた男の前半生に隠されていた真実とは！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[タックン]

訳ありｼﾝｸﾞﾙﾏｻﾞｰ美人調査員サエさんシリーズ第２弾。相変わらず物語のテンポとサエさんのキャラがよくて読みやすくて面白かった。今回の依頼人（または調査対象）はＯＫＥ・ラピッドピザの経営者だったけど、もろＡＫＢだったなあ・・・・・。そして笑う少年の最後の真相には正直驚いた。その扱いについてサエさんの良識にも驚いちゃった。サエさんの調査の調査方法には法破りはあるけどどれが魅力なキャラだからまあいいかあ。それにしてもイケメン息子を思うママさんぶりには感動さえ覚えた。次作も楽しみ。

2015/10/24

[タックン]

再読。猿の悲しみが面白かったから訳アリｼﾝｸﾞﾙﾏｻﾞｰ美人調査員サエシリーズ第二弾も読んだ。今回の調査対象はもろＡＫＢだよなあ！！それを表と裏からサエの行動力で調査する。最後の笑う少年の真相には驚いた。事件は小さめだし第一弾で登場した凛花の登場が少ないから少し拍子抜けだったけど総じて面白かったかな。やっぱイケメン息子との会話が軽妙だしほんわかするなあ。やっぱイケメン息子のパパと目される政治家息子との絡みが読みたいからまたどんどん続編を書いてもらいたいなあ。

2016/12/12

[starbro]

樋口有介は新作を中心に何冊か読んでいる作家です。風町サエシリーズは２作目です。今回はＡＫＢもどきのアイドル絡みのミステリで３００Ｐ一気読みしました。十分面白かったのですが、結構端折っているところがあるので、もう少し書き込んで長編（５００Ｐ程度）にしたらより良くなったかも知れません。

2015/09/17

[Yuna Ioki☆]

1165-368-22 シリーズ物だったのかあ。息子ラブなかーちゃんが弁護士事務所の調査員。悪徳商法にメスを入れる的な感じなんだろうけど軽いのか重いのか中途半端は印象しか残らなかった。一作目を読まないと分からない部分があるのかなあ。

2015/09/09

[yoshimi]

シリーズ第２弾。実在の某少女グループのプロデューサーを彷彿とさせる人物の謎に満ちた生い立ちを、『絶世美女』の訳ありシングルマザーが追いかける。難しいところは何もなくスルスル読める。最後はちょっと意外な展開に。まだまだ続編がありそうな雰囲気で終了。

2015/12/26