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内容説明
かつての日本企業は世界にも稀な「経営家族主義」を実践し、厳しい競争を展開しつつ不思議な秩序を保ち急成長を遂げた。これをマネジメント1.0と名づけるなら、次代の「秩序なき競争のみの時代」はマネジメント2.0となる。利益第一主義、成果主義が蔓延し、長い目で見れば「その場しのぎ」としか思えないような手も打ってしまう。その反省から生まれた経営が「マネジメント3.0」である。創業当時の方針に回帰した日立、「敗北宣言」を出し顧客中心マーケットに移行したキリン……。変革を遂げ、社会から必要とされる本当の強みを獲得した企業から、これからの経営を学ぶ。「崇高な理念を持って食えなくなった会社を見たことはないが、崇高な理念を持たないで利益を追いかけ食えなくなった会社はたくさん知っている」と述べる経営コンサルタントが、ハウス食品やNTTデータなどで行なっている「経営塾」「リーダー塾」に基づいて丁寧に解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
23
理念に立ち返って上手くいった事例を紹介しているが、理念に立ち返って失敗した事例もまた多いのではないだろうか。良い事例のみ著者の意向に合わせてピックアップしている感が否めない。2020/02/25
Gordon
3
自社に関連の深い社名、業種の実例が紹介されていて現実味があり興味深く読み進められた。名だたる企業の生い立ち、成長、そして時代の流れに沿って淘汰された歴史、決断のターニングポイントを踏まえ、ケーススタディ形式で学べる。本書では成功事例や失敗から学び飛躍するサクセスストーリーが取り上げられているが、もちろんその陰には決断したこと、しなかったことで世の中から消えた会社も数多くあることを忘れてはいけないと思う。2016/11/01
Mitz
2
100社以上のコンサルティングを手がけ、設計した「経営塾」「リーダー塾」が数々の企業に採用された実績を持つ著者による有名企業の蘇生と凋落のケーススタディ。その実績に裏打ちされた内容は説得力あり。最近、大手企業の不祥事の報道が多い。それぞれ事情は異なるだろうし、断定は禁物だが、やはり“その場しのぎ”という要素があったのかもしれない。ただ、どんな会社も、創業当時は素晴らしい理念を持っていたのだと思う。したがって、不祥事を起こした企業に厳しい眼を向けつつも、批判する風潮に過度に流されず、性善説で捉えたいと思う。2015/10/10
Micky
2
インテグリティ、正当性、或いは品格。美しい企業であるべきと著者は述べる。私もそうあって欲しいと切実に思う。ただ、様々な企業の裏の顔を知ると美しい会社は一握りでしかない、社史も美化されている。正しい会社が報われるとは限らないが、経営者は会社の矜持、誇り持ちながら経営してもらいたいと願わざるを得ない。2015/09/24
arnie ozawa
1
諸般の事情で読んだ。いいことを言っている気もするが、自説に沿った事例のみを引っ張ってきているにすぎないわけで意に反する事例はいくらでもあるだろう。2016/02/15
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