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内容説明
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康……。「泣かぬなら」の句を引き合いにだすまでもなく、あまたいる戦国武将のなかでも、これほど性格が異なる三人はいないだろう。その違いを象徴的に表現すれば、「破壊の信長」、「創造の秀吉」、「守勢の家康」とすることができるかもしれない。信長によって旧価値観が壊され、新しい価値観が創造されるという、価値観の大転換時代に、この三人に上手く仕え、重用された人物がいた。その人物こそ、本書のタイトルにある細川幽斎である。細川幽斎といえば、武将としてよりも歌人、または歌学研究家として、その名を残しているイメージを強く持つ方が多いかもしれない。しかし、激変する時代のなかにあって、「家」を守り通した処世術は、今日、学んで余りあるものがあるのではないだろうか。名著『上杉鷹山の経営学』で、ビジネス感覚で歴史を見事に解釈してみせた著者の眼力が、細川幽斎をどう斬るか。興味津々の一冊である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
11
細川幽斎を描く小説、なのだが歴史小説として読むと、なんだこれ、と思ってしまうが、意識を変えると、非常に読み応えのある一冊(童門さん作品としてはおなじみの構成)足利幕府から信長、秀吉そして家康と、戦国の世を生き延びてきた幽斎、その意識を支えたであろう『文化』に注目し、内面の豊かさと、世の中を見分ける目とを結びつけた分析はなるほどの一言。個人的には幽斎はもっと戦国武将としての泥臭さがあったと思うのだが、個人の内面に注目すると、こういうところもあったのかもしれない。今にも通じる人間力の大切さを知る、思わぬ一冊。2015/11/19
中島直人
0
軽いハウツー物の類か。あまりに内容が軽過ぎて、全く以てして物足りない。歴史的な事実に反している部分もあり、がっかり。残念…2013/01/30
naoto
0
織田信長って、土地第一主義を変えようとしたんだな。どうやって変えようとしたのか、見たかったな。2010/12/19
naoto
0
熊本訪問を機会に読み始めた本書。藤孝・忠興親子を知ることは自身の生き方や仕事感を磨くことになると、各書を読み進めるたびに思うようになった。 一方、著書独自の解釈に首を捻ることもたびたび。時系列的には、この表現は誤ってるのでは、というものもあった。ただ、本当の事実が今に伝えられているわけではない以上、解釈は自由だし、それを考えることこそが楽しみであり学びなのだとも思う。2023/01/28
おの
0
通説とちがうとこ多々あり2011/10/22
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