集英社新書<br> 【カラー版】あなたは誰? 私はここにいる

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集英社新書
【カラー版】あなたは誰? 私はここにいる

  • 著者名:姜尚中【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 集英社(2015/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087206098

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内容説明

【電子特別版・カラー画像多数収録!】伊集院静氏、落合恵子氏、千住博氏推薦! ドイツ留学中の著者は、500年前のデューラーの<自画像>から啓示を受けた。「私はここにいる。お前はどこに立っている?」。絵の中の同じ28歳の男は、鬱々とした内面の森をさ迷う在日の青年に、宿命との対峙を突きつけたのだ。30年後、人気美術番組の司会を務めた著者は、古今東西の絵画や彫刻の魅力を次々に再発見していく。ベラスケス、マネ、クリムト、ゴーギャン、ブリューゲル、ミレー、若冲、沈寿官――。本書は「美術本」的な装いの「自己内対話」の記録であり、現代の祈りと再生への道筋を標した人生哲学の書でもある。※電子版に収録されている画像は紙の書籍のものとは一部異なります。【目次】はじめに わたしたちは今、どこにいるのか/第一章 おまえはどこに立っている アルブレヒト・デューラー《自画像》、ディエゴ・ベラスケス《女官たち》《ドンセバスチャン・デ・モーラ》、エドュアール・マネ《オランピア》、イワン・クラムスコイ《忘れえぬ人》ほか/第二章 生々しきもの ギュスターヴ・クールベ《石を砕く人》《世界の起源》、エドュアール・マネ《草上の昼食》ほか/第三章 エロスの誘い グスタフ・クリムト《ダナエ》、エゴン・シーレ《縁飾りのあるブランケットに横たわる二人の少女》、ポール・ゴーギャン《かぐわしき大地》ほか/第四章 白への憧憬 白磁大壺、長谷川等伯《松林図屏風》、純白のチマ・チョゴリほか/第五章 不可知なるもの マーク・ロスコ《シーグラム壁画》、パウル・クレー《想い出の絨毯》ほか/第六章 死と再生 ピーテル・ブリューゲル《死の勝利》《バベルの塔》《絞首台の上のカササギ》ほか/第七章 生きとし生けるもの 伊藤若冲《群鶏図》《貝甲図》、熊田千佳慕《メスを求めて》《恋のセレナーデ》《天敵》ほか/第八章 祈りの形 アルブレヒト・デューラー《祈りの手》、円空《尼僧》、ジャン=フランソワ・ミレー《晩鐘》ほか/第九章 浄土的なるもの 与謝蕪村《夜色楼台図》、ジャン=フランソワ・ミレー《春》、犬塚勉《暗く深き渓谷の入口I》ほか/第一〇章 受け入れる力 ルーシー・リーの白釉の陶器、ハンス・コパーのキクラデス・フォームの陶器、沈寿官《薩摩焼夏香炉》ほか/おわりに ここで生きる――デューラー《メレンコリア・1》に寄せて アルブレヒト・デューラー《メレンコリア・1》

目次

はじめに わたしたちは今、どこにいるのか
第一章 おまえはどこに立っている アルブレヒト・デューラー《自画像》、ディエゴ・ベラスケス《女官たち》《ドンセバスチャン・デ・モーラ》、エドュアール・マネ《オランピア》、イワン・クラムスコイ《忘れえぬ人》ほか
第二章 生々しきもの ギュスターヴ・クールベ《石を砕く人》《世界の起源》、エドュアール・マネ《草上の昼食》ほか
第三章 エロスの誘い グスタフ・クリムト《ダナエ》、エゴン・シーレ《縁飾りのあるブランケットに横たわる二人の少女》、ポール・ゴーギャン《かぐわしき大地》ほか
第四章 白への憧憬 白磁大壺、長谷川等伯《松林図屏風》、純白のチマ・チョゴリほか
第五章 不可知なるもの マーク・ロスコ《シーグラム壁画》、パウル・クレー《想い出の絨毯》ほか
第六章 死と再生 ピーテル・ブリューゲル《死の勝利》《バベルの塔》《絞首台の上のカササギ》ほか
第七章 生きとし生けるもの 伊藤若冲《群鶏図》《貝甲図》、熊田千佳慕《メスを求めて》《恋のセレナーデ》《天敵》ほか
第八章 祈りの形 アルブレヒト・デューラー《祈りの手》、円空《尼僧》、ジャン=フランソワ・ミレー《晩鐘》ほか
第九章 浄土的なるもの 与謝蕪村《夜色楼台図》、ジャン=フランソワ・ミレー《春》、犬塚勉《暗く深き渓谷の入口I》ほか
第一〇章 受け入れる力 ルーシー・リーの白釉の陶器、ハンス・コパーのキクラデス・フォームの陶器、沈寿官《薩摩焼夏香炉》ほか
おわりに ここで生きる――デューラー《メレンコリア・1》に寄せて アルブレヒト・デューラー《メレンコリア・1》

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

49
姜尚中氏が日曜美術館の司会時代、印象深かった作品群を述懐したもの。図版の掲載が嬉しかった。カラーだったらなおよかったな。一ミリもない布や紙に描かれた作品が、人の生き方を変え得る何倍もの厚みをもっているということ。絵画の力って尊い。2015/10/10

あかくま

25
2011年3月までNHK『日曜美術館』の司会を務めた筆者の語る、「美術と私」といった本。絵画の解説をするのではなく、美術の持つ力について、筆者の体験を軸に様々な角度から自由に書かれている。美術品というのは、基本は「個人の持つ文脈」に沿って観るものだ。感動や衝撃を受けるかどうかは、見る人の状況に大きく左右されるものだろう。衝撃を言葉にするには自分の内面を白日に晒す必要も出てくるわけで・・本書を読んでのまず第一の感想は、姜氏は正直・誠実な方だなあ・・という事。震災直後に書かれており、その影響も大きい。2014/09/21

ちゃちゃ

16
姜さんの優しく,真っ直ぐなお人柄が垣間見えるような文章でした。そういえば,姜さんがでなくなってからぱたりと日曜美術館見なくなってしまったなあ~。静かな語り口が好きだったのですが・・・。2012/02/20

ikatin

11
積読本消化月間。姜先生いろんなところに出てるんですね。文章の波長が合うお一人です。また、美術に触れたくなる。2012/07/15

けんとまん1007

11
去年、富山で姜さんの講演をうかがった時の話の中心がこれだった。その時のことを、ありありと思い出すことができた。姜さんの静かでありながら、意思の強い口調と言葉。まさに、言霊とでも言えばいいのかもしれない。だからこそ、ここで取り上げられている画や作家も、活き活きとして映る。確かに、自分は、ここまで画のことはわからないが、時々は画の前で立ち止まることがある。なんとなく、立ち止まってしまうことが。何かを問いかけられているように思うことがある。それは、喜ぶべきことなのだと、改めて思う。2012/03/12

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