内容説明
死者たちが生前の記憶を仮想人格として保たれて暮らす電脳空間、すなわち死後の世界。ここで私立探偵を営む朽網康雄に持ち込まれる難事件は、現実世界の歪みが投影されたものなのか? 「暴力」「犯罪」の概念があらたに登場。近々、「殺人」が可能になるなんて噂もあったり……。警察なんかあてになりゃしない。SFハードボイルド・ミステリー『優しい煉獄』の続篇にしてシリーズ初の長篇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュンジュン
2
「SFハードボイルドミステリー」を謳っているが、”ハードボイルド”については疑問だし、”ミステリー”部分もインパクトに欠けるかな。2017/05/12
zero
2
やっぱり、電脳世界だけの話というのは、リアリティが感じられないかな。既に死んだ電脳世界の住人が現実世界に舞い戻ることで生じるさまざまな事件のほうがSFっぽくていいよなぁ。生と死を扱うの現代への風刺もできるし。2016/04/07
Look
2
前作がすごく好きで、その長編ということで期待して読んだが、ちょっと期待が高すぎたかも。ラストは、皮肉が利いていてよかったけれど、驚愕というほどでもなかったし。とはいえ、相変わらずの軽ハードボイルドぶりは楽しめる。憂月のキャラがいい。今後も期待。2016/03/22
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2
死者が電磁的に暮らす世界の物語。生前の、あるいは生者の暮らす世界を「あの世」と呼ぶのがそこはかとなくおかしい。登場人物の悩みに共感しながら読んで、ある意味私も死者気分。探偵さん、優しいね。2015/12/05
綺楽院 /kiraku-in
2
ものすごく好きな感じ。この感じの探偵ってこうだよねという。またこの世界設定と合う。設定自体はオマージュ的でもあるがオリジナリティとのバランスが良い。面白い。もっと書いて欲しいシリーズ。少しマジすぎなので、次はライトな短編がいいなぁ。2015/11/06
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