内容説明
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全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化!
東京23区で最高に「進歩的」な杉並区。
56万の人口を抱え、JR中央線は4駅、北部に西武新宿線、南部に京王井の頭線、青梅街道には地下鉄丸の内線が走る、東京の一大住宅地です。
関東大震災後から、多くの文化人や政治家が移り住んだ高級住宅地の伝統は、
今や駅や沿線ごとにそれぞれ個性的で、ワケのわからない変な人々が住む、面白すぎる地域へと昇華しました。
古着と音楽と風俗の街「高円寺」、七夕と演劇の「阿佐ヶ谷」、最大の街にして一番無個性な「荻窪」、
落ち着きがあって昼から酒ばかり飲んでいる「西荻窪」など、中央線4駅は、それぞれがまさに別世界。
私鉄に目を向けても、沿線別リッチ度で長年不動のトップを守る井の頭線や、
未来を夢見るビンボーな若者が住む西武新宿線など、地区ごとの住民の個性が対照的です。
本書は、恐るべき他民族地域といえる杉並区を、徹底的に研究します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーア
1
移動範囲は23区民の中でも特に狭い、そして電車の乗り換えを極端に嫌う区民性。ミュージシャンの高円寺、演劇の阿佐ヶ谷、もはや区民からは練馬の認識の西武線沿線など。統一感のない、また際立った特徴のない所が特徴であり魅力の杉並区。あなたも一度ハマったら抜け出せない!?2015/10/31
むちれお
1
とても面白かったな。2008年に出版されたものに加筆したものだそうだ。杉並区は駅で人種も生き方も違うというのは納得できるかも。2015/09/05
コパン
0
杉並区民ちゃうけど、、2020/03/28