内容説明
桜と神無木の許に届く、親友からのSOS。有り得ない事件の真相を暴き、親友の涙を止めるために動き始めた二人が再び遭遇する。因縁めいたキーワード『パッション・フルーツ』の意味するものとは? ウェブとリアル、ハッカーとヤクザ、渋谷とブルックリン、陰謀と絆、笑いと涙が交錯する、魔法使いたちが駆け抜けたある夏の戦い。小竹清彦がおくる、タフで陽気で切実な現代のフェアリーテイル、『Wizard』シリーズ第二弾! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
8
コンピューターの天才、だけど学校生活には適応できなかった桜。万事において万能だけれど、そのせいで友達付き合いのうまくいかない器用貧乏神無木。二人の魔法使いが挑んだ禁断の果実との戦いの物語。二人ともすごい人なんだろうけれど、ちょっと駄目な所が可愛いなあと思いながら読みました。駄目な夫婦も若くて駄目で、それも好きです。だけど特に桜は可愛い。もし私が桜と同じ年頃の女の子で、同じクラスに通っていたら友達になろう、って声を掛けられたのかな。他の子と同じく遠巻きにしちゃったのかな。それとも桜に拒絶されてしまったかな。2011/06/23
緑めがね
3
今回も11歳の桜さんの活躍が素晴らしかったです。そして、大人顔負けの能力を持ちつつもちゃんと11歳らしく経験不足な所とかが描かれており、人間味があるところが良かったです。幻狼ファンタジアノベルスは廃刊?っぽいので何処かで続きが読めたらと思いつつお気に入りの本として記憶に残します。2014/02/09
こんこん
1
お約束であっても、終盤の展開はぐっとくる。この世界は、これだけ優しくて、絶対に間違ってない。2011/05/28
吉兆
1
温度が低いようで高く、高いようで低い。2011/04/10
ななみん
0
続きは出ないのかなー(笑)2011/04/01