内容説明
天才的なハッカーにして、鋭利な頭脳と劣化しない記憶力を持ち、タフな笑みを浮かべる弱冠11歳の少女、桜。本当の職業がさっぱり分からない、無数の技術と知識を持つ悪戯好きないい大人、神無木。ウェブとリアル、日常と狂騒、出会いと別れ、過去と現在、お茶と銃弾の錯綜する、2人が駆け抜けたある夏の日々。現代の魔法使いたちによる、笑って泣けるフェアリーテイル。『Wizard』シリーズ第一弾! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
10
あれ、この本何かの続編だったのですね。そんなこと何も考えずに楽しく読みました。一番興味深かったのはgift-edという言葉。神様からその身に余りあるギフトを、才能を貰ってしまった人のお話。神無木さんは良い先生に恵まれたのだなあと思います。凸凹だけど少女らしい一面を持っている桜と、桜のおじいちゃんの関係も素敵です。孫娘にとって今一番必要なことは何か、ずるしちゃいけないよ、ちゃんと体と心も使いなさいって優しく説いている所が素敵だなあと思います。2011/06/22
alleine05
2
こういう事件を通して出会いがあって少しずついろいろなひととのつながりが増えていってといったタイプの話は好きな方だと思っていたのだけど、どういうわけか今回は生ぬるく感じられてしまってあまり肌に合わなかった。また、何でもできて成人男性である神無木が便利過ぎて、桜はせっかく天才的なハッカーという設定にしたのに、いまいちその設定がいかされていない印象なのが残念。2011/06/16
こんこん
2
スピーディに、気持ちよく。ああ、いいなあ。好きだなあ。2011/05/28
ななみん
2
意外と読みやすくて面白かった 展開もあんまりどろどろしたものがなくて安心して読める一品でした2011/04/01
REV
1
桜が6歳のとき、神無木は25歳。今、桜は11歳で… / アップルジャックの関連作品だということが後書き読んでわかった。2012/04/27