メディアワークス文庫<br> 優しいサヨナラの遺しかた とある終幕プランナーの業務記録

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メディアワークス文庫
優しいサヨナラの遺しかた とある終幕プランナーの業務記録

  • 著者名:本田壱成【著者】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • KADOKAWA(2015/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048918664

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内容説明

童話作家の父を亡くした大学生の智永読が、火葬場で出会った謎の美少女・小日向しるし。彼女は、依頼主の希望どおりに人生の最期を演出する“終幕プランナー”だと名乗るのだった。 葬儀屋とも納棺師とも違い、この世を去った依頼主に代わって彼らが遺したかった物を守り、遺したくなかった物を処分するのが仕事だという彼女。その足跡を追って辿り着いたのは小日向人生相談所という怪しげな事務所で……。 とある能力を買われ、そこで働くことになった読。彼は、老若男女様々な依頼主が望んだ十人十色の“サヨナラ”を目の当たりにするのだが――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dr2006

37
誰にでも他人には知られたくない秘密があるはずだ。終幕プランナーは、遺品や個人情報等の後始末を本人から依頼され本人の死後に整理する。人の死が絡む重い設定の割にライトで読み易かった。父が急死し、火葬場を訪れていた主人公の智永読は、故人から託された手紙を遺族に手渡す女性を見かける。別の所で違う名前を名乗った彼女を不審に思った読は、彼女に素性を尋ねた。すると実は、読の父からも依頼を受けていると云う。読は、小日向しるしと名のる彼女に連れられ、小日向人生相談所を訪れる。果して、読の父が依頼した終幕プランとは?2021/11/18

coco夏ko10角

26
死後に色々処理してくれる終幕プランナー…、実際あったらお願いしたい人結構多いんじゃなかろうか。生前依頼にきた人の最期を無事演出して終了、だけで終わらない話がよかった。『命吸いのリンナ』の設定で(四日→一ヶ月くらいにして)童話でなく大人向けサスペンスとかで読んでみたい。2015/11/21

た〜

10
正直大いに期待はずれ。前作と比べインパクトも深みもない。典型的人気が出たらシリーズ化、そうでなければそのまま終わりな結末。2013/07/29

ひーやん

9
あまり普段考えない視点から「死」をとらえていました。自分が死んだ後どうしたいのか、死ぬ前に考えるのは大切なことなのかなと思いました。死についてのお話でしたが、そこまでシリアスになることもなく、すらすらと読むことができました。もし、今後続編が出るなら読んでみたいと思いましたね♪2013/09/23

tacco

8
最近、「死」とその周りの人びとを書いてるものを、読んでばかりいるような…生活では、死より生が求められ、その手伝いをするべく働いてるんだけど。何か、自分のなかに見えないストレスでも有るのか!?物語の方向を探るようにある、各章の冒頭の童話の引用…これ事態が作品化してほしい気がする。読・しるし、これから二人で感じる「死」は、どんなものなんだろうか…2013/09/01

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