内容説明
監禁と暴力と愛のクラシック
両足を骨折した作家ポールは「大ファン」を自称する女に監禁された。狂気に侵された女のもとから脱出することはできるのか???
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青乃108号
159
中盤までは冗長に感じて退屈だった。サイコ女に監禁された作家が、女から様々な肉体的責め苦を受けながら嫌々「ミザリー」というシリーズ物の続編を書かされ、彼女の納得行くまで書き直させられるという話で作家の1人称で物語は語られるのだが「○○の○○みたいな」という良くわからない例えが頻繁にホント頻繁に出てきてイライラする。中盤からようやく話は面白くなってくるが、結局オチは何だかはぐらかされた様な形でこれまた何だか良くわからない。500ページの長編でこの内容はどうなんだろう。サイコ女の気持ちもちょっと、わかるような。2023/08/30
🐾Yoko Omoto🐾
149
“監禁される者とする者”“書かせる者と書く者”の二人芝居さながらに、アニーの狂気とポールの恐怖、そこから派生したポールの心象風景で構成された傑作サイコサスペンス。とにかく秀逸なのはポールが脳内で描き出す作家ならではの精神世界とでも言おうか、どこかしらコミカルにさえ感じる“恐怖を超越した恐怖”の描写だろう。単に監禁された男ではなく最初から最後まで『作家』であり続けたポール、『読者』であり続けたアニー、そしてこの凄惨な状況から生まれた「ミザリー」のシリーズ最高傑作。ポールが払った代償は確かに大きすぎたが、→2015/07/01
しゅう
129
映画視聴済み。ベストセラー作家のポール・シェルダンは雪道で事故を起こし下半身不随になる。救助してくれたアニーは生粋のサイコパスだった。監禁され薬漬けにされるポール。やがて完結した作品「ミザリー」を巡って緊迫の展開が…。身近にアニーがいなくて心から安堵した。それくらい怖い。心理ホラーの傑作。2026/05/16
nonpono
94
ある意味、そんな言葉がたぶんない時代なのかな、ストーカーの原点を垣間見た気がする。映画も小説も怖すぎる。ぞくぞくした。とくに、終盤が。ファン、愛読者、偏執、紙一重の何かを若いわたしに教えてくれた。たまには、短く。2026/05/16
s-kozy
91
今をときめく流行作家が不慮の事故に遭い重傷を負う。助けてくれたのは「あなたの一番の読者よ」と自称する頭がおかしい女性。作家はその女に監禁されてしまう。衝撃的な出だしに「最悪」と感想を抱くが、読み進めるとそれはまだまだ序の口だった。女性の狂気とも言える行動により最悪と思えた事態はより一層の深刻さを増していく。そのあまりのおぞましさに読んでいて何度も顔が歪んだ。そして、読み進むにつれ、「次は何が起きるかな?」と期待する自分に唖然とさせられた。さすがキングと言えるホラーの傑作と言えるでしょう。怖かった。2015/08/20




