- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
男だけの小宇宙、主従の契り、死と破滅――『色物語』『男色大鑑』などのエピソードから江戸期の男色と色道の美学を軽やかに紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
18
日本の近世文学を理解するために2017/05/06
Moeko Matsuda
7
柔らかな語り口で、非常に面白かった。一気に読んでしまいました。遊女の研究をしているうちに、男色についても調べようと思ったとのこと、私も全く同じ経緯でこの本を手に取ったので、なんだか不思議な気持ちでした。時限的な美しさを誇る美少年達の究極的な自己愛が、武士の武士であろうとする姿の悲壮感と滑稽さとも共通していて、ああなるほどな、と、思うところが多数。恋を自己実現に利用することの是非はともかくとして、おおらかさとストイックさが混在する心模様は、なんとも江戸時代の日本人的というか、なんというか。2015/09/01
なつ
5
「田夫物語」「色物語」「男色大鑑」「葉隠」「仮面の告白」を題材に、男色文化を紐解く。今日ではBLなどがあるけれど、男同士の愛をテーマとした著作物って結構昔からあったんだなぁ。男がいいか、女がいいかの恋愛論戦はなかなか壮大な展開になっていき、視点的にも勉強になりました。男色はおしゃれなものという発想に驚き。2018/10/08
Prussian_Blue
4
「親しみやすい語り口」が時代性を滲ませ過ぎていて正直辟易するのはご愛敬。紹介されている原典を読みたくなります。特に男色大鑑、漫画化されたりもしていますが現代語訳で出てくれないかな。今なら需要かなりありそうですが。2017/06/01
ぽやん
3
江戸の美少年同士の恋愛の潔さと純さ。その流れをくむ三島文学。現代の同性愛とは少し違う男色文化。また三島作品を読みたくなった。2015/07/26
-
- 電子書籍
- 岡山で失敗しないリフォーム会社を選ぶ本…
-
- 電子書籍
- ライデン 暴走変身宅配野郎 イン マレ…
-
- 電子書籍
- 溺愛結婚!?‐7つの甘いレッスン‐ ベ…
-
- 電子書籍
- お誕生日おめでとうセラピー Elfーh…