内容説明
思想の「聖化」に反対し、生身の人間の側に立ち続け、人民の大衆への変貌をいち早く洞察した亡命ロシア人。19世紀革命の時代に稀な思索の人が、敗者の側からフランス1848年を考察する主著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ex libris 毒餃子
3
1600冊目。亡命ロシア人による1848年フランス二月革命評論。マルクス、トクヴィルとは違った庶民からの革命に対する意識が垣間見れた。マルクスよりも個人的には難しく感じた。2019/05/05
yellow0702
2
「コースト・オブ・ユートピア」で興味をもったゲルツェンの著作。内容はエッセイや対話風ということもあり、また、先に読んだ戯曲の印象も手伝ってか、思ったよりも読みやすかった。2016/05/05
Mai
0
著者の立ち位置をよくわからないまま読み始めたため、最初はなかなか没入しがたかったのだが、訳者の長縄光男さんによる巻末の「解説」を読んで著者の立ち位置を理解してからは(長縄さんの「解説」が本当に素晴らしく、これまで読んだあらゆる「解説」のなかでも群を抜いていた)、ゲルツェンの視点がよく見えてきて、興味深く読み進めることができた。本書は48年革命論であるが、語弊を恐れずに言うと、まるで構造主義時代以降に生きた人であるかのような客観的・包括的な人間への視線があり、驚いた。格差社会を生きる現代人にとっても示唆的。2025/06/10
とも
0
図書館本 哲学的な思考に慣れていない私には 少し難解でした が、 よりよく生きるために 大事なことはなにか を考える時間が持てたように思いました 再読してみたい 2023/05/04
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