内容説明
現代日本にまれな哲学する哲学者廣松渉。近代的世界観の地平を超え出ようとするその思考のエッセンスを1冊に編む。廣松哲学形成の軌跡をたどる編者の力作解説100枚。
感想・レビュー
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amanon
1
十年以上手にとっていなかった廣松の著作を久しぶりに手に取った。一時期は「廣松はもういい」と思っていたのだけれど、改めて読んでみると、かつて闇雲に廣松の著作を読んでいたときの理解の程がいかに浅はかなものであったかということを思い知らされ、まさに汗顔の至りであった。とりあえずこのテキストを読んで廣松のライフ・ワークというべき『存在と意味』を読んでみたくなった。2009/11/20
Kubotan
0
これは広松渉の論文を体系的に集めた論文集。「存在と意味」よりも読みやすいかもしれない。2014/05/20
hmpndrf
0
熊野の解説が充実。2013/04/04