内容説明
「多年文学を本質的に重要視しないで年を取ってきたのに、いつの間にか私の肉体の骨髄までも文学病に冒されているのである。自分はむしろ悲んでいる。」 辛辣な文化欄記者として名を馳せ、のちには評論家として、 独自のシニシズムに貫かれた透徹した視点で生涯にわたり旺盛な批評活動を展開した正宗白鳥。その膨大な評論群から、文学論と作家論の秀作を厳選。
目次
小説界新陳代謝の期
今年の文学雑誌
文学病
発売禁止について
雑感
「批評」の反応──直木氏の駁論に対して
芸術界の回顧と展望 文学界
文学雑感
無名作家へ(既成作家より)
文壇年頭の感
「日本浪曼派」その他
批評数片
文芸雑感
批評について
単独批評
文学放談
政治と文学
批評の骨
文壇浮き沈み
小説是非
大学派の文章家
漱石と二葉亭
有島氏の死
残花翁と学海翁──思い出す人々
島崎藤村の文学
秋声氏について
秋江に就て
泡鳴を追憶す
小山内薫を追想す
逍鴎紅露
永井君のこと
現代作家論
太宰治小論
岩野泡鳴
荷風追憶
解説 坪内祐三
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