新装版 戦雲の夢

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紙書籍版価格 ¥847
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新装版 戦雲の夢

  • 著者名:司馬遼太郎【著】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 講談社(2015/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062754019

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内容説明

土佐22万石の領主・長曾我部盛親は、関ケ原の戦いで西軍にくみしたため一介の牢人の身に落ちた。謫居の地を京都に定められた盛親は、再起への野望を密かに育み、旧臣5千人とともに大坂夏ノ陣に立ち上がったが……。大きな器量を持ちながら、乱世の流れに乗れなかった悲運の武将を鮮やかに描く傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

161
長曽我部元親を描いた「夏草の賦」。本作は世子の長曽我部盛親を描く。長曽我部家の暗雲は、元親の長子の信親を喪った事に起因すると思う。元親は末子の盛親を世継ぎとし、家内の反対派を粛清する。元親は秀吉の死後、長曽我部家の外交方針を示せずに死去。関ヶ原で盛親は東軍に着くはずが、使者の失敗により西軍となる。関ヶ原の敗戦で長曽我部家は改易。大坂の陣で盛親は豊臣方で奮戦。これを最期に長曽我部家は歴史から消える。田鶴とお里の存在が物語に彩りを添える。盛親とお里に儚げな期待を感じずにいられない終幕。滅びの美学を感じた作品。2016/08/27

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

106
関ヶ原の戦いで敗れ土佐一国ニ十ニ万石を失った長曾我部盛親の物語。武力、智力に優れ、時代の読む機微があったとしてもどうしようもないのが運。早々と家康の世になると見極めていたにもかかわらず、東軍につくことができなかった。歴史にもしもは付き物だが、父元親の死のタイミングがあの時でなかったら。土佐一国は山内氏のものにはならず、幕末、維新も今私たちが知るものとは異なるものになっていたかもしれない。そう考えて読むと面白い。司馬さんとしてはエンタメ度は高め。次は山内氏の物語「功名が辻」を読もうかなぁ。★★★+2017/04/09

レアル

97
先日読了した『夏草の賦』の主人公長宗我部元親の子、盛親の話。運不運というものがあれば、なんと不運な人生だったか。関ヶ原の戦いで、豊臣家に特別恩がある訳でもなく、また家康が憎かった訳ではない。ただちょっとした運で石田側についた。そこがこの盛親の運の分かれ目だった。その運が長宗我部家を滅した。それとも盛親の性格がそうしたか。。林豪の「断崖の松」興味深い!2013/04/29

優希

81
乱世の流れの中における悲劇の武将の姿がありました。土佐を守るために挑んだ関ヶ原が、牢人の地位へと貶める結果となるのが辛いところです。土佐侍として再起を望む想いはあれど、その波に乗れない儚さを感じずにはいられません、生死の狭間は戦国の常とは言いますが、心抉られますね。大阪の陣後、静かな余生を送ることができれば、どのような幕引きがあったのでしょう。2018/05/04

壮の字

76
まるで時代小説のようだった。主人公は「才あって骨細き者」長曾我部盛親。四国を斬り取った英雄である父・元親の残した土佐藩を潰し鬱ウツした日日を送る。そして大阪城へ。巻末には司馬さんの年譜が載ってて(講談社文庫・新装版)、この話は私が読んだ司馬物語の中ではいちばん古い作品だった。元親(『夏草の賦』)よりもさきに盛親を描くところがさすがです。読み易いし、セリフが多いし、「筆者」は一度も出てこない。司馬初期はこんな作風だったのだろうか。悪くない。いや~面白い。まるで時代小説のようである。2015/11/11

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