集英社新書<br> 英仏百年戦争

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集英社新書
英仏百年戦争

  • 著者名:佐藤賢一【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 集英社(2015/09発売)
  • 梅雨を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/14)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087202168

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内容説明

それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。それがなぜ、後世「英仏百年戦争と命名され、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクといった国民的英雄が創出されるにいたったのか。直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者の筆は、1337年から1453年にかけての錯綜する出来事をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと読者をいざなってくれる。【目次】序、シェークスピア症候群/前史 一、それはノルマン朝の成立か/二、それはプランタジネット朝の成立か/三、第一次百年戦争/本史 一、エドワード三世/二、プランタジネットの逆襲/三、王家存亡の危機/四、シャルル五世/五、幕間の悲喜劇/六、英仏二重王国の夢/七、救世主/八、最終決戦/後史 一、フランス王の天下統一/二、薔薇戦争/結、かくて英仏百年戦争になる

目次

序、シェークスピア症候群
前史 一、それはノルマン朝の成立か
二、それはプランタジネット朝の成立か
三、第一次百年戦争
本史 一、エドワード三世
二、プランタジネットの逆襲
三、王家存亡の危機
四、シャルル五世
五、幕間の悲喜劇
六、英仏二重王国の夢
七、救世主
八、最終決戦
後史 一、フランス王の天下統一
二、薔薇戦争
結、かくて英仏百年戦争になる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

molysk

67
英仏百年戦争とは何だったのか。それはイングランドとフランスの戦争として始まったのではなかった。イングランド王とフランス王は、ともに「フランス人」であった。中世においては、領地や家の感覚が優先して、国の概念は希薄だった。百年の衝突を繰り返すうちに、国王は領主への支配を強めて、中央集権国家を確立する。さらに、人々は「イングランド人」あるいは「フランス人」の感情を抱き始める。中央集権とナショナリズムを両輪として、国民国家が誕生する。百年の戦争が、イングランドとフランスという国家を産み出したのである。2022/12/03

キャプテン

43
★★★★☆_「世界はきっと、ぼくのものフェア」第五弾、エドワード黒太子編。ノルマンコンクエストのあと、フランスの分国というか属国というか飛び地になったイングランド国の、フランス侵攻。イングランド王とは言いつつも、内実、フランス人である。なので侵攻というていではあるものの、フランス内戦のような英仏百年戦争。その英側の初期の英雄、エドワード黒太子の苛烈な猛襲は、かつてのヴァイキングを彷彿とさせる。一度侵略を許した国は、こうやって主体性を失うのか。英と日、比較するとかくも面白い。次からは東洋の侵略編に移行する。2019/10/15

Cinejazz

38
14世紀の中頃、イギリスという国家が存在しなかった時代のイングランド王家は、フランスの政治文化圏に組み込まれていた・・・。フランスの王位継承権と大陸の領土覇権争いが発端となった「百年戦争(1337-1453)」は、イングランドVS.フランスのみならず中世ヨーロッパ諸国を巻き込む泥沼戦争となり、黒騎士の奮闘、ペスト(黒死病)の蔓延、農民の反乱、ジャンヌ・ダルクの栄光と悲劇を生んだ・・・。戦後、ド-ヴァ-海峡を挟んで、領土と国民を明確にした主権国家の形成が進むきっかけとなった西洋史最大の事件への入門手引き書。2022/06/23

もりやまたけよし

37
世界史の授業で習った気がする英仏100年戦争。冷静に考えれば、100年も戦争なんて続かないはずだ。いまのフランとイギリスの成り立ちの話で、ある意味、戦国時代の一種だということだと思った。源氏と平家が100年近くも争いを繰り広げたということらしい。でてくる人物が多様な名前で、また、地理もあまり頭に入っていない状態で、何とか最後までたどり着けたのは、作者の説明がうまいからでしょう。佐藤賢一さんの本、もう少し読みたいと思います。2016/08/19

ホームズ

35
英仏の百年戦争が単純にイギリスとフランスの戦争ではないというのは面白かったですね。フランスという「国」自体がまだ未完成で内乱のような形で戦争が進んでいき戦争の結果国家としてのフランスが完成していくのが興味深い(笑)有名なジャンヌ・ダルクに関する解釈や黒太子、デュ・ゲクランの話をもっと読みたかった気もする(笑)色んな知らない話がたくさん読めて良かった(笑)2012/10/17

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