シリーズ・哲学のエッセンス<br> デイヴィドソン 「言語」なんて存在するのだろうか

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シリーズ・哲学のエッセンス
デイヴィドソン 「言語」なんて存在するのだろうか

  • 著者名:森本浩一
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • NHK出版(2015/09発売)
  • 初夏を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140093146

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内容説明

コミュニケーションの哲学へ向けて

言語はあらかじめ存在するものではなく、あるのは人間とわれわれが生み出す文章と音声だけである。そして、われわれがしなくてはならないのは特定の文に対して特定の意味を与えること。――デイヴィドソンの言語哲学を平易に捉えなおし、世界と他者の理解を言語により不断に繰り返す人間という存在/発話という行為を見つめ直す。

[内容]
第一章 言語哲学は意味をどう扱うか
第二章 真理と解釈の第一次性
第三章 コミュニケーションの哲学へ向けて
第四章 「言語」ではなく数多くの言語が存在する
デイヴィドソン小伝

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

23
「言語」や「意味」というもの、その同一性、共通性というものは存在しないし必要ない。あるのは人と人とが関わりながら互いの言葉を「解釈」する構えや理論だけであるという言語学全体にある意味喧嘩をふっかけていそうな特異な言語哲学を、言語は存在しないというキャッチーなワードに似合わず丁寧に分かりやすく解説している。異なる文化、言語どころか、同じ共同体においても文体や個人言語が多種多様だが、それでも人は人の言葉に触れると「何かの意味があるはずだ」と期待しコミュニケーションを図る。それこそが根本なのだという発想が面白い2015/10/05

spica

5
言語哲学者デイヴィドソンの思想を平易に解説してくれる1冊。言語は存在しない、という主張は、最近読んだガブリエルを思い出す。最初は論理学っぽくて、大学で、論理学のつまらない授業をギブアップした記憶があるので身構えていたが、わかりやすくおもしろかった。話し手、聞き手がそれぞれ意味・意義を与えるということなのだが、ひとことで結論を言うのはわたしには無理だから読んでなるほどと思ってもらいたい。言葉を伝えるとはどういうことなのか、当たり前と思っていることを深く考え直し、新たな視点を得られる。2019/02/15

3
物理的に薄いので内容的にも薄くなっています。2021/12/15

2kz1

3
これを非コミュの擁護に使いましょう!!!(冗談です それはともかく、コミュニケーションの一回性を強調するデイヴィッドソンと反復可能性を強調するデリダとの比較で、両者が表裏の関係にあるのであり、結局同じことを言っているのだ、というあたりとか、こういったある種異なる伝統間に橋を架けるという作業は個人的に非常に面白く感じる。2011/08/04

μέλισσα

2
デイヴィドソンについて詳しくなかったので、導入として。(個人的には)良い意味で哲学者っぽくないという印象。クワインやデリダ(の方は少し違うのかもしれないが)のように不可能性の側に向かうのではなく、アドホックな能力の側に着目し、それで良いとするのは哲学者というよりは技術者だろう。 とはいえ、短い本であるため、もう少し周辺、専門的な部分も読んでみたいと思った。2026/05/23

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