PHP新書<br> 日本の手術はなぜ世界一なのか - 手術支援ロボットが拓く未来

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PHP新書
日本の手術はなぜ世界一なのか - 手術支援ロボットが拓く未来

  • 著者名:宇山一朗
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • PHP研究所(2015/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569826189

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内容説明

王貞治氏の胃がん手術執刀医がいま「ダヴィンチ」(手術支援ロボット)への熱き思いを語る! 腹腔鏡手術による胃の全摘に世界で初めて成功した著者が、「ダ・ヴィンチ」を広めるためにできることとは何かを考える。医療の世界は、海外は成果主義で、日本は年功序列型。たとえば報酬の面でいえば、海外では手術をすればするほど収入が増える。だから患者を部下に任せるようなことは絶対しない。一方、日本の医局は、徒弟制度のようにベテランが若手に技術を伝承してきた。職人かたぎが手術へのこだわりを生んだことも技術の面で影響したし、徒弟制度のように師匠がしっかりと弟子に教えるので、落ちこぼれは出にくく平均的にいい医師が多くなっていった。その上で、ロボット手術の技術が加わった。器用な医者が使えばさらに日本の手術レベルはさらに高まるだろう。第一線で活躍する著者が今後の医療のあり方と目標を語る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

25
5年生存率:がん治療を開始してから5年後に生存している人の割合(7頁)。アジアン・ディジーズ(アジア特有の病気)としての胃がん(21頁)。がん治療の基本は、がん細胞のかたまりを手術で取り除くこと(43頁)。放置するのは治る可能性を捨てること(53頁)。開腹手術最大の問題は、傷口と体内損傷(71頁)。内視鏡を使った胸部手術は胸腔鏡手術。腹部手術は腹腔鏡手術(72頁)。低侵襲はダメージ少ないもの(73頁)。ロボット手術は腹腔鏡手術の一種で、傷口は腹腔鏡手術と変わらない(102頁)。2016/03/17

ネコタ

9
愛知県の藤田保健衛生大学の教授が手術ロボットダビンチについて解説。日本の手術のレベルの高さ。開腹手術、腹腔鏡手術、ロボット手術のメリット、デメリット。病院探しから医師探しへ。若手医師が育つためには。日本の医療には課題がたくさん。2016/10/16

Humbaba

5
自分の健康のために200~300万円をかける。その金額は決して安いものではないが、それによって健康な時間を変えるのならば高い買い物ではないとも考えられる。新車を買えばそのくらいの値段はするのだから、感染症等のリスクを減じるためにお金を知らはうのは悪い投資ではない。2015/11/08

うひょひょ

3
色々な意見がある手術支援ロボットについて詳しく知りたかったので手にとってみた。手術支援ロボットは低侵襲と安全性の向上が目的であり、手術支援ロボットだから特別に何かが出来るわけではないと筆者は述べていた。第1世代のロボットはあまり使い物にならず、第2世代のロボットからかなり使えるようになったとのこと。この第1世代と第2世代の違いは何かすごく気になったが、本書では全く触れられていなかったので自分で調べてみようと思う。2016/03/09

海戸 波斗

1
読み進められず、期限切れ。ごめんなさい。2015/10/11

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