創元推理文庫<br> 書店猫ハムレットの跳躍

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創元推理文庫
書店猫ハムレットの跳躍

  • 著者名:アリ・ブランドン【著】/越智睦【訳】
  • 価格 ¥1,222(本体¥1,111)
  • 東京創元社(2015/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488286026

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内容説明

ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。その書店にはマスコットの黒猫ハムレットがいた。かごにかわいらしく丸まり、ゴロゴロと喉を鳴らして客を迎える――ことは決してなく、堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫が。ハムレットが気に入る従業員を確保できてほっとしたものの、ダーラはある工事現場で書店の常連客の死体を発見してしまう。その脇には動物の足跡。最近夜に外を出歩いているらしいハムレットのもの?! 黒猫ハムレットが必殺技で犯人を告げる! コージー・ミステリ第1弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

88
わかりやすく怪しい登場人物や、現実的ではあるもののそれじゃ話として面白味がない容疑者の検挙の後の、クライマックスに証されるわかりやすい意外な真犯人(笑)。居心地の良さそうな書店の描写とそこに住まう書店猫の愛らしさにつられてなんとなくだらだらと主人公の独白に付き合わされて、最後のページまで来てしまった感じがしないでもないが全体の構成は悪くない。ただ彼女の独断的な恋ばなはどうにも座りが悪くて、これで正式な彼氏ができた日にはもっと甘々な独白を聞かされる事に成りそうな予感がして興醒めに感じるのは、男のサガ?2017/03/21

mocha

85
あー面白かった♪終盤久しぶりに心拍数が上がるようなハラハラ感。ページを繰る手がもどかしい。アパートメントを改造した書店を想像すると、すごく羨ましくなった。しかも無愛想な黒猫がボス(のような存在)。本をはたき落としてヒントを出すやり方は『シャム猫ココ』シリーズで既視感。貴族的なココも強面のハムレットもどちらもいいな。シリーズ2作目からの邦訳とのこと。1作目もぜひ読んでみたい。2015/09/19

ゆかーん

80
書店看板猫ハムレット。彼は店の従業員の一員として、お店を守っています。店のオーナーのダーラはハムレットの飼い主ですが、すぐに店からいなくなる彼に振り回されてばかり…。そんなある日、彼女は近所の工事現場でハムレットの足跡と、常連客の死体を発見してしまいます!事件の謎を追及するダーラは、ハムレットが書棚から落とした本のタイトルから、事件のヒントを見つけ出そうとします。しかし調べるほどに、ご近所の人々が疑わしく思え、事件の解決は困難に…。個性的な登場人物とハムレットの自由さに、振り回されてばかりの一冊でした。2016/08/01

ぶんこ

70
ニューヨークのブルックリンの書店を相続したダーラと、その書店のマスコット黒猫のハムレット。 気に入らない人間にはシャーと威嚇したり無視をする怖いニャンコ。殆どの人間に懐かないのに、パートタイマーとして働き出した18歳のロバートとは「グータッチ」をしちゃうのです。最高!私もハムレットとグータッチしたい。殺されそうになったダーラを助けるハムレット。ダーラとは親密な関係ではなかったのに、果敢に挑戦するハムレットに胸がキュンとなりました。謎解きに本を落とすで「ココシリーズ」読み直したくなりました。2015/12/02

さつき

68
大叔母からの遺産でニューヨークの書店と黒猫ハムレットを引き継いだダーラが店員の面接をしている場面から始まります。申し分なさそうな志願者もハムレットのお眼鏡にはなかなか敵わないのが面白い。ミステリなので殺人事件が起きますが、犯人は登場した時からバレバレです。黒猫の活躍が可愛い作品でした。2020/02/21

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