内容説明
C言語をはじめとする高級言語が主流の今、その基礎となる機械語やアセンブリ言語がCPUでどう実行されるかを意識することはめったにありませんが、本書ではそういった“低級言語”を実行するエミュレータの制作を通してx86 CPUの仕組みや、その周りで動くメモリ、キーボード、ディスプレイといった部品とCPUの関わりをしっかり学び、エンジニアとしての“深み”を身につけることを目指します。
目次
Chapter 1 C 言語とアセンブリ言語
Chapter 2 ポインタとアセンブリ言語
Chapter 3 CPU がプログラムを実行する仕組み
Chapter 4 BIOS の仕組みと実機起動
Appendix
A 開発環境のインストールと構成
B ASCII コード表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baboocon
10
CPUがどのようにしてプログラムを実行しているかを、エミュレータの作成を通じて学ぶ本。初学者にもなんとか手が届くくらいのレベルで、興味深く読めた。アセンブラやC言語、CPUの本は他にも読んだけど、ここまで統合的に説明されていてかつわかりやすい本は初めて。2016/05/11
kenitirokikuti
6
kindle unlimited にて。さすがに読了したとは申せませんが、全体の8割ほどをメモしつつ写経気分で目を通した。ノンプログラマなのに、アセンブリ言語をある程度理解せねばならぬ身の上なので、この本のレベルはありがたいものであった。わたしの10代は8ビットCPUの時代だったので、PC9801シリーズとかX68000とか16ビット以後は食べたことがないのだった。もっと上のひと、警備のバイトやってた頃に詰所の雑談で、むかしメインフレームのプログラマやっててなァ…というのを聞いた記憶があるのだった。2022/08/29
HANA
5
エミュレータを作りながらCPUの仕組みを勉強できる本。アセンブラの理解が他の本と比べて分かりやすい。他で勉強していたからかもしれないけれど。30日~を後からやった方が理解しやすそう。表紙はこんな感じだけれど中身はしっかりしてた。2019/07/31
yuki
5
C言語で書かれたソースコードをコンパイルしてから逆アセンブル、それを読んでみることでCPUがどのように処理を実行しているのかを見てみようという本。参考文献にもあげられているけど『CPUの造りかた』と一緒に読むと、高級言語からスタートしてCPUが具体的にどう動いているかまでの見通しが良くなって楽しいと思う。2016/01/10
koifuna
4
CPUのアーキテクチャーを勉強したいと思い購入した.内容自体が難しいわけではなく,本自体の説明順序が説明の分かりやすさに問題があり,読み進めるのに苦労した.具体的にはespやスタックなど後半で説明される概念が前半に何度も登場し、全部を理解していれば読めるし、理解していないと読めない説明順序が散見された.説明されてない概念が登場するたびに別の媒体で勉強していたのだが、「あれ?こんなことするなら最初から別媒体で勉強すればよくね?」って感じてしまった.2019/02/02
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