文学の扉<br> すし食いねえ

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文学の扉
すし食いねえ

  • 著者名:吉橋通夫【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 特価 ¥632(本体¥575)
  • 講談社(2015/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062832328

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内容説明

江戸の屋台すしの人気店「与兵衛ずし」のひとり息子・豆吉と、内店のナンバーワン寿司店「松が鮨」の娘・おきょうが主人公。豆吉は、与兵衛ずしを立派な内店にしたいと、おとっつあんを助けて頑張っています。ところが、ある日とつぜん店を訪ねてきた若侍・文四郎の窮状を聞き、おきょうとともにひと肌脱ぐことに。もちろんマグロも穴子もヒラメもタコも総登場で、若先生を救え!物語の、はじまりはじまり。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

32
おお、握りずしの元祖と言われているお寿司屋さん少年が活躍する痛快な江戸小説です。児童書にしておくのはもったいない面白さ。マグロのことなどとてもよく調べてあるのですが、ネタだけが先走りするようなこともなく、爽快な読後感です。おしまいに年表といった資料がついているのも勉強になりました。面白かった!2023/01/27

みーなんきー

23
最初戸惑ったが意外と読みやすかった。今の東京のにぎり寿司は、押し寿司から発展したものだったこと、マグロは最も嫌われた食材だったこと、初めて知りました。先日冷凍マグロを食べて少し生臭さを感じたのだが、だからいつも醤油漬けにされてるのか、と合点しました。2016/10/18

はじめさん

12
江戸時代。屋台ですしを売るおとっつあんと息子の豆吉。当時のすしは重石で3日ぐらい味をしみ込ませ、売れ残ったものは数日くらい店頭に並ぶ! 豆吉の所は売れ残りは長屋のご近所さんなどに配ってその日のうちに処理。/ ある日、豆吉が店番中に屋台前で若侍が2人の侍に襲われる事件発生。たよりない若侍が斬り捨てられようとした刹那、短棒術で暴漢を打ち据える美少女登場。奇妙な縁で豆吉の通う寺子屋の若先生となる若侍。若侍に一目惚れして寺子屋に入塾してくる美少女。江戸にやってきた若先生の秘密と、これまでにない新しいすしの開発。/2016/03/30

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

11
握り寿司は、それまでの文化を変えた!江戸時代は押し寿司が当たり前、簡単につまめるように小泉与兵衛が発案。江戸のお寿司屋さんって屋台だったんですね。実話を基にした本。2018/12/22

はるき

11
面白かった。児童書らしく軽いタッチでざっくりお寿司の歴史をおさらいできる。へ~の連続で色々興味深く読んだ。時代劇らしく陰謀もあるし店同士の競争もあるけれど、明るく元気な主人公なので楽しく読めた。巻末のお寿司の歴史にニヤリとした。2015/12/16

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