内容説明
ちょっぴり痛くて甘い、大人のファンタジー。
47歳の誕生日の前日、パリの裏通りのレストランを訪れたイタリア人女性ミレッラ。その店は「人生の失われたチャンス」を取り戻す場所だという。メニューを開くと、ミレッラの痛い記憶が次々と蘇る。両親と別れた少女時代、20歳のときの束の間の男性との関係、自分の不注意から起きた不幸な事故……彼女が選んだ「やり直したい過去」とは?
女性なら思わず共感してしまう、ちょっぴり痛くて甘い大人のファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaoriction@本読み&感想 復活の途上
26
美味しそうなフランス料理は出て来ない。やられた。表紙の雰囲気と「女性なら思わず共感してしまう、ちょっぴり痛くて甘い大人のファンタジー」というキャッチとは、だいぶ内容は違う。確かに「大人」な内容ではある。際どい描写満載。47歳の誕生日前日、パリ裏通りのレストランを訪れたミレッラ。メニューは彼女が選ばなかったこれまでの人生。ひとつだけを選び人生がやり直せる…。ミレッラが魅力的ではなくて。お子ちゃま。愛されずに生きてきた女が「愛される」人生を探すお話。人生に「もしも」は付き物。選ばなかった人生も、アナタの人生。2015/08/27
kaze
14
「あの時こうしていたら」を選び直せるレストラン。47歳の誕生日の前日にそこを訪れるミレッラ。メニューにはこれまでの人生の分岐点となった人物が並ぶ。そこから1人を選ぶために、封印していた思い出が次々と蘇る。最後にミレッラが選んだのは… 。訳者あとがきではグイドということになっているけれど、私はヴァルデマーロなんじゃないかと思う。その方が物語として美しいと思わん?2022/11/25
ハチ15
4
皆さんは、あのときに戻りたいと思える後悔を何度しましたか? そのレストランのメニューは、あなたの後悔が羅列されていて、そのうちの1つに戻ることができます。 主人公のミレッラさんは、 10個以上もの「のがしたチャンス」があり、それぞれの出来事を思い起こす短編集です。 私は戻りたいくらい後悔したのは、2回くらい。 いや、実質1回でいいかな? あぁ〜!戻りたい!2022/05/21
N田
4
まるでサンマーク出版の本の原型。選ばなかったからって十分リア充な主人公。内気な日本人からすれば十分選択をしてきたと思うかも。自分が何を求めているのかに気付く、どこが選択の時機だったのか気付く、というところがむしろポイントなのだろう。サンマーク的に言えば。2019/03/01
tm
1
読むのが苦痛。なんで最後までよんだんだろう。まったく面白くなかった。2023/01/06