内容説明
最先端のイラストレーターを目指す乾純は、京都から上京し、念願の美大に入学した。その意気込みとは裏腹に、入学式の日は寝坊するし、学校生活にも馴染めない。ところが、一人の風変わりな同級生との出会いから、退屈知らずのロックな日々が始まった! 初めてだらけの体験に、悩みつつ弾ける十代の僕。読めば愛おしさがこみ上げる、みうらじゅんの自伝的青春小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちぇけら
23
柄にもなくぼくは盛り上がって、おとなになりたくなくて、特別でロックでありたくて。でもおとなは待ってくれなくて、いつまでも変になれなくて。だから逃げる、けれどからだは確実に歳をとっていて、そうしてぼくは息切れだ。周りにながされて夢なんて見つからなくていつもセックスがしたくてたまらないんだ。大切なものはすぐ目の前にあるのに視界にはいらないふりをしている。楽しんでいるふりをしている。「もう中で出していいんだからね」愛するって、責任をとるって、おとなになるって、もしかしたらだけど、ものすごく素敵なのかもしれない。2019/05/13
0607xxx
9
京都から上京し、美大に入学した乾純のセックス・ドリンク・ロックンロールの日々…みうらじゅんによる自伝的小説で、著者の本は始めて読んだが面白かった。2016/11/27
まあ
7
高校生編の色即ぜねれいしょん、浪人編の自分なくしの旅、そして本作がみうらじゅんの美大生時代を綴ったセックスドリンクロックンロール。性と酒とロックで埋め尽くされてますが根本的な所は色即ぜねれいしょんの頃のへっぴり腰のイヌと全然変わってません。今のみうらじゅんはまだ、あの頃の弱虫だけど優しげなイヌは残ってるのかな。そしてイヌの次の舞台はバンド時代編であり、みうらじゅん自伝第一弾でもある、アイデンアンドティティへ移ります。2015/06/16
まあ
5
再読。自伝的青春小説。美大生編。 相変わらず若き日のMJは自意識過剰で世渡りへたくそ。共感しちゃうじゃないか。2018/06/16
Salsaru
5
絶妙なゆるさとビビリと。2015/07/20
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