内容説明
昔から人気のある角道を止める四間飛車。アマチュアでは現在でもよく指される戦法ですが、強敵穴熊の台頭によりプロ間での採用はめっきり減ってしまいました。そのような現状において、プロの中でも数少ない四間飛車を得意とする石井健太郎四段がこれまでにない対居飛車穴熊の戦術書を書き上げました。
本書は「勝つためには新しい工夫を考える必要があった(まえがきより)」とあるように、石井四段ならではの研究が組み込まれています。「勝つための新しい工夫」、それは石井四段のもう一つの得意戦法である“矢倉”の「厚み」や「縦の攻め」を取り入れていること。堅さや遠さで勝る穴熊に対し、矢倉の要素が加わった新感覚の四間飛車で挑みます。
第1章~第3章では先手四間飛車の「▲6六銀型」から積極的に動く形を紹介。穴熊側の作戦も「△8四角型」「△4二角型」「松尾穴熊」と実戦に現れやすい3つの形を題材に取り上げています。第4章「△5四銀型」と第5章「△3二銀型」では後手番での四間飛車を解説。積極的な先手四間飛車とは違い、穴熊側が動いてきたところを反撃するカウンター狙いが作戦の軸となります。四間飛車で戦い続ける著者が自身の研究を惜しみなく書いた渾身の一冊。ぜひ本書で今もなお進化している四間飛車を体感してください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
16
ノーマル四間飛車対居飛車穴熊 の定跡書。 序盤藤井システムの出だしで、イビ穴の金を32金に固定させ、歩・香車を入手し縦で攻めるのが骨子。 先手だと四間飛車は66銀型、後手だと32銀待機型か54銀腰掛銀型。 とはいえ本書は難解なので、私にはレベル違いか2023/07/06
notti0929
4
対居飛車穴熊にフォーカスしている。初心者としては、戦型のバリエーションがあると嬉しかった。2019/11/11
なななな
2
阿部七段によって『四間飛車激減の理由』が出版されて以降、四間飛車党は恐慌状態に陥っていた。しかし四間飛車の灯は消えちゃいない。この本を読めば穴熊に対して充分にやれることが分かるはずだ。つい先日棋聖戦で四間飛車が現れたが、この本で類型が解説されている。みんなも楽しく居飛車穴熊を破壊しよう!
kinaba
1
むずかしい2015/09/30
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