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内容説明
格闘技界のレジェンドが初めて語る勝負哲学。いま振り返る伝説のゴルドー戦・ヒクソン戦、「折れない気持ち」のつくり方、わが「最強」論、教えることと学ぶこと、武道とスポーツ、教育としての格闘技、プロとは何か、幸福論……。その言葉の射程は格闘技にとどまらず、あらゆるスポーツ、そして人生にまで広く、届く。なぜなら、闘うことと生きることは、同義だからだ。格闘技で人生を肯定し、格闘技で人生を豊かにしたい、全ての人に捧げる一冊。巻末に『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』『七帝柔道記』の増田俊也氏との特別対談収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
0607xxx
10
格闘家というより達人という印象。何度か読み返したくなる文章です。2014/09/13
ジャービル
5
この人に憧れて柔術を始めました。パラエストラ出身の私は、パラエストラであったことを今でも誇りに思っています。 この人が総合格闘技で失った片目の光が、 今柔術をやっている人達の生活を、明るく照らしています。 自分が道場を運営していく上で、随所に中井先生の言葉を思い浮かべていますが、本書はそれを文章化して明確に記してくれています。 2014/08/07
kj54
4
何か、賢人・賢者とはこうゆう人をいうのかと思った。実践と思索がとんでもなく高いレベルで均衡していて、しかもそれが運動し、成長している。折につけ読み返すかもしれない。2014/09/11
Tsuka
3
所属の格闘技の試合で姿をお見かけする中井先生ですが、恐れ多くて話しかけたこともない。北大を出て、日本の格闘技のパイオニア、どういう考え方をするのか著書を読んでみた。 50くらいのテーマにご意見頂いている本だが、ひとつひとつのテーマについては、なぜかあまり自分に入ってこず、しかし全編を通しておっしゃっている事は、格闘技を通して人は成長できると言う事。格闘技は人間学、格闘技で人生を豊かになると言う事だったと思う…私が中井先生の域に達するには、修行が全然足りていないと思った次第です。2018/05/05
雪待
3
柔術ではバランスを重視する。上になろうが、下に引き込もうが重心を崩されたら一瞬で返されてしまう。作者は、目を突かれようが罵詈雑言を浴びせられようが、弟子に逃げられようがどこ吹く風。増田氏との温度差に笑ってしまう位のフラットさだ。勝ちはなくとも負けはない。こういう立ち位置からでも、不思議と強豪が育つのは、全てを受け入れる器の大きさに依るものなのかもしれない。2014/09/14