文春新書<br> イタリア「色悪党」列伝 カエサルからムッソリーニまで

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文春新書
イタリア「色悪党」列伝 カエサルからムッソリーニまで

  • ISBN:9784166610358

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内容説明

イタリア男といえば、軽いノリの女好き「ちょい悪オヤジ」ばかり? 「史上最強」とされる古代ローマ帝国が誕生し、ルネサンスの文化・芸術が花ひらいたかの地には、世界史を動かし、時代を騒がせた男たちが歴史上に多く存在する。

文字通り「英雄色を好む」だったカエサル、ベッドの上でも天才だったダヴィンチ、華麗なる夜の外交官カサノヴァ、セックスと権力におぼれた独裁者ムッソリーニなど、なみはずれた才能と実行力を持ち、なおかつ華やかな女性遍歴がつきまとった「色悪党」たちの物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fseigojp

17
映画セントアンナの奇跡を見るために、ムッソリーニを勉強 http://www.geocities.jp/timeway/setan.html は超おすすめサイト イタリアの複雑さが、よくわかる2015/08/12

ゆずこまめ

10
これは…短編小説集ですね。なぜ新書で出したのか。カエサルやカラヴァッジョなど、登場人物達の色好みは伝わってくるものの、悪党の部分は伝わってきません。なのであっさり読み終わってしまった。2015/11/10

Kumisuke92

9
イタリアを代表する色悪党として取り上げられているのはカエサル、ロドリゴ・ボルジア、ダヴィンチ、カラバッヂョ、カサノバ、プッチーニ、ムッソリーニ。近しい男性の目を通して描く7人は上質な短編小説のよう。興味を喚起するに十分な魅力的なストーリーとなっている。特に、あまり人生や人となりを知らない人物が面白かった。ボルジアは、イタリア統一を目指そうとしていたそうで、それが野心と捉えてしまえば野心だが、我々は歴史から統一の遅れによるイタリアの代償の大きさ知っているのだから、もっと評価されても良い人物なのではないか。2016/05/01

roatsu

9
イタリア史を彩った大物たちについて、そのそば近くで濃い関わりを持った男の視点から見るエピソード集。善悪や是非はさておいて歴史的な仕事を成し、異性をけた外れに愛しまた愛されたのが色悪党というならば、相応しい大立者が他にも大勢いるだろうと思いつつも、歴史に名を残した人々の見せる横顔の強烈さは単純に読んで面白い。ただ、帯の煽り文句は手に取るのに少々恥ずかしかった…。2015/07/26

たみき/FLUFFY

5
そもそも勝手にこちらが過度な期待をしたのではあるが「思っていたのと違った」というのが正直な感想。新書なのに短編創作小説。こういうのが読みたかった訳ではないのに・・・。タイトルにある「色悪」な部分は色>悪といった印象で、語り手が対象物に近い存在として設定されているからなのか、結局のところ「案外いい人でした」という部分が目立ってしまい、あまり「悪」の部分は感じられなかった。色についても言ってみれば「 たくさんの人と関係を持った」という点のみで、それ以外の逸話は印象に薄い。視点の設定で同性愛者が二人。意図的?2015/08/07

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