メディアワークス文庫<br> アヤンナの美しい鳥

個数:1
紙書籍版価格 ¥759
  • Kinoppy
  • Reader
  • 特価

メディアワークス文庫
アヤンナの美しい鳥

  • 著者名:マサト真希【著者】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 特価 ¥531(本体¥483)
  • KADOKAWA(2015/08発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048663335

ファイル: /

内容説明

わたしはアヤンナ。醜い娘。 「おまえのような娘を妻にする男はいないよ。年頃になったら、市場で夫を買ってこなきゃなるまいね」 亡き祖母はわたしに向かってよくこういったものだ。 だからいまでもわたしは市場が大嫌い。家畜を買うように夫を買わなければ、だれも愛してくれないほど醜いといわれたことを思い出すから。けれど、魔女のわたしが見つけた美しいひとは、奴隷市場で出会った“彼”だった――神の呪い子として忌み嫌われて、誇り高くも孤独に生きる醜い魔女の娘と、美しい奴隷の王子。瓦解する帝国の辺境で二人は数多(あまた)の物語を紡ぐ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(●▲●)とらうまん(*^◯^*)

39
【★★★★★】美しいもののために死ぬより、美しいものと共に生きたい。 「おまえのような醜い娘は市場で夫を買ってこなきゃなるまいよ」周りからも唯一の肉親である亡き祖母からも侮蔑と嘲笑を向けられ生きてきた、顔に大きな火傷を負った醜い魔女の娘アヤンナ。 そんな彼女と、市場で出会った足萎えの美しい奴隷の青年リリエンは、傾国の辺境で数々の苦境に翻弄されながらも豊かな物語を紡いでいく。2014/03/16

波多野七月

19
「醜い」と言われ、誰からもかえりみられずに育った魔女の娘・アヤンナ。そんな少女が市場で出会った、美しい奴隷の王子。愛されずに、誰からも求められることもなく。呪いのように、否定され続けた一人の少女。そして、美しい奴隷との間に絆と愛情が芽生えていく。やがて、帝国の辺境の地であったその場所は戦禍に巻き込まれ。渦巻く陰謀と共に、世界の崩壊の音が軋んでいく。濃密な人間ドラマに、むせかえりそうになる。ラストの余韻が、どこか美しくて物哀しい。まるでお伽噺のように香り立つ、女性のためのファンタジー小説。2015/06/11

まきこ.M@4月中旬には戻ります!

17
美しさとは、見目麗しい姿や形そのものではなく、その人に宿る魂の静謐さ、奥底にある正しさだったり、行動や所作のたった一つから感じるものなのかもしれません。羽根をもがれて飛べない青い鳥が、籠から飛び出して、出逢った白い鳥、それがリリエンとアヤンナの二人に重なり、二人が紡ぐ物語は、ハーモニーを奏でる透き通た歌声のようでその響きが余韻となって残ります。哀しいけれど愛しい、そして人から人に脈々と伝わる語り部の娘、そして美しい鳥の物語ー。2014/11/10

17
忌まれ、蔑まれて生きてきた少女と青年の、短いけれど温かい幸せと『美しいもの』を永遠に語り継ぐ物語。世界は美しくも優しくもない。だからこそ、孤独な二人が互いの中にそれを見出して寄り添った時間が、想う心が、たまらなく眩しくて愛おしい。悲しみや寂しさは残るけれど、雨上がりの澄んだ青い空を思わせる読後感が印象的な一冊でした。2014/04/06

瀧ながれ

17
つらい生活を過ごしてきたふたりなので、ふたりで幸福になる結末が読みたかったです。切ない…。2014/02/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7862592

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。