角川文庫<br> 最後の相場師 新装版

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角川文庫
最後の相場師 新装版

  • 著者名:津本陽【著者】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 特価 ¥319(本体¥290)
  • KADOKAWA(2015/08発売)
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  • ポイント 60pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041713341

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内容説明

オイルショック後の低迷市況の中で世間を驚かせた大仕手戦に挑んだのは、79歳の佐久間平蔵だった。史上最大にして最後の相場師、是川銀蔵氏をモデルに、証券界を震撼させた株式投資の駆け引きを描く経済小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつうら

36
最後の相場師と呼ばれた是川銀蔵の晩年を描く。79歳から株取引をはじめ、84歳で200億の資産を築いている。長年かけてコツコツと殖やしたのではなく、短い期間で一気に増やしていることに驚く。なので勝負師とか相場師とか呼ばれるが、本人は相場師ではなく経済研究家だと主張するのはおもしろい。相場師というと運と度胸で相場を張るイメージだが、銀蔵がしているのはファンダメンタルズ分析なので、たしかに相場師とは違う。200億の資産は、福祉財団の創設に使ったりして、個人的な蓄財はいっさいしなかったそうだ。清廉さがまた好印象。2022/09/26

あっきー

6
✴2  実在の相場師是川銀蔵の小説化、自分はそこらの相場師とは違うし天才で愛妻家で経済弱者の見方だと1、2度ならず10回ほども自ら繰り返すのでさすがに鼻についた、連載ものなら仕方ないが単行本にするときに考えるべきだし、実在の人物なので美化しなければならない黒い事情か、ソンタクがあったのだろう、話自体は株にシロウトの自分にも面白かった2018/06/29

Okatai

3
事実に基づいているだけあり、数字の動きなど、迫力がある。ただ、相場がテーマなのでしょうがないが、物語の幅という点では少し物足りない。過去のエピソードや奥さんとの会話などが挿入されてはいるが、むしろまどろっこしく感じてしまう。個人的には、小説とドキュメンタリーのどっちつかずという感想。2017/10/28

baramunoroba

2
データ重視の昨今、自らの感のみを頼りに戦った相場師。かっこいい。アウトローが好きな方はぜひ一読を。

ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。

1
兵庫県赤穂市に生まれ、最後の相場師と言われた是川銀蔵をモデルにした半生記。佐久間平蔵は貧農の子として生まれたが、お金がないためどれだけ両親が暗く辛い目にあっているのかを知り抜いていた。自分にとってはお金は敵であるが、それには絶対負けないと思っていた。また平蔵は仲間を作ることはせず、一人の力でやり抜いた。80を過ぎても相場を見つめていた彼は、幾つになっても子供のように目の前にある物に全力で立ち向かう男だった。 【4.3】2023/08/30

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