内容説明
宮藤官九郎オリジナルの脚本集。「占っちゃうぞ」は売れっ子占い師に入門し弟子入りした少女の復讐の物語。「親ゆび姫」は好きな男の子を小人化し、飼う少女の狂気を描いたホラー。著者による詳細な解説付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまりす
2
たまたま図書館で見つけ借りた著書。深夜ドラマのコワイ童話シリーズ『親指姫』、ワルイ女シリーズ『占っちゃうぞ』のシナリオが収録。うわあああキャスティングも良いのにシナリオがめちゃくちゃ面白い!リアルタイムで見たかった!クドカン節炸裂のセリフ達が生き生きどころか暴れまわっていますw狂った栗山千明さん見たかったなあ…DVD無いのかな?最近ホラーっぽいドラマ無いですね…再放送でコワイ童話シリーズやって欲しいなー2015/03/29
笑える本を読も男!
2
「宮藤官九郎TVシリーズデビュー作」そんな見出しが帯にでかでかとつけられたドラマ脚本集。「親ゆび姫」と「占っちゃうぞ」…。そんなドラマあったかしら?おそらくこれらのドラマのことが記憶に残っている人は少ない。というのもこの2本のドラマ、深夜枠で細々と放送されていたうえ、特に話題になることもなく終わったドラマなのだそうだ。そんなドラマの脚本がなぜ、と思うかもしれないが、これはあれだ。明らかに木更津キャッツアイとかIWGPの人気を受けて、それに便乗する形でとりあえず出されたような本なのだ。2012/08/25
奈落
0
宮藤官九郎氏の初期作品。要所要所に光る台詞回しや伏線の貼り方など、今の宮藤氏を彷彿とさせる内容。分量もほどよく綺麗に纏っていて飽きずに面白く読めた。2023/01/25