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内容説明
日本を代表すると言っても過言ではない12名の哲学者たちが、一般の聴衆を前に「現代日本の危機」を提示し、その打開策を探る「哲学からの挑戦」の試み。2014年から2015年にかけて行われ、大きな反響を呼んだ連続講義を基に、熱のこもった会場の模様を完全再現する。ライヴ感あふれる口語体で「知」「ことば」「いのち」「戦争」という「四つの危機」を取り上げ、立ち向かおうとした哲学者たちによる真剣な格闘の記録。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sk
8
現代の危機について哲学的に思考したオムニバス講義の記録。論点が多岐に渡り、また読みやすい。2019/04/30
さえきかずひこ
8
2014年から翌年にかけて杉並区の高千穂大学で行われた連続講義をまとめ書籍化したもの。登場する編者以外の12人の学者のなかで異色なのは、第6講の魚住孝至氏。専門は倫理学・日本思想だそうだが、松尾芭蕉『おくのほそ道』がどのように執筆されたかを彼の生涯とあわせ丹念にたどりながら、俳諧の精神の枢要を説いている。他の講義は現代日本・世界の諸問題について哲学的アプローチを行う内容が多いので読みやすいが、いささか全体的に浅く薄味な感が否めない。しかし、入門書的に哲学の初学者が手にとってみるには良いのではないだろうか。2018/09/17
ミヒャエル・安吾
1
12人の哲学者の連続講義を書籍化2017/06/27
Hayek
1
★★★☆☆合理化の進展は人間と自然に対する支配や抑圧を強化する。価値の時間割引による選好逆転の現象。わからない事を増やすこと。単なる「ある」が「である(本質)」と「がある(実在)」に二重化された時、「ある(存在)」は現象へと立ち出でる。現象を可能にしているのは意味(理解)に他ならない。ギドウのニヒリズムは純然と哲学的に導出されたものでは無く、同質的な時代の産物。イデオロギーは目の前の現実を無意味なものとして無視する。2015/09/03
ミツキ
0
この連続講義を実際に聴くことができた人をたいへん羨ましく思うと同時に、これが書籍化されて読めることをとてもありがたく思う。とりわけ、危機についての斎藤論文と、はじまりについての矢野論文が面白かった。また、澤田論文を読んで、アンガジュマンとは“割り当て”であり、その“引き受け”でもあるのかと考えた。2015/11/23
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